Dinosaur Jr. 6枚目のアルバム『There Near』を 8/28 リリース!

|

Dinosaur Jr. ニューアルバム『There Near』を Jagjaguwar から 8/28 リリース!ニューシングル「Several Got Away」のミュージックビデオを公開しました。ついに登場!Dinosaur Jr. が華々しい復活を遂げてから20年、その間に録音してきた6枚目のスタジオ・アルバムが完成。『There Near』は、アマーストにある Bisquiteen Studio で、1年をかけて短く濃密なセッションを重ねながら制作された。録音のほとんどは、Dino の核となるトリオ――轟音ドラムの王者 Murph、ベース/ボーカルを担う人間竜巻 Lou Barlow、そしてギター/ボーカルの唯一無二の存在 J Mascis――によるもの。そこに地元の名手 Ken Mauri がピアノとオルガンを少し加えている。そしてこのアルバムは、最初から最後まで咆哮している。

Dino のサウンドの本質を定義しようとするのは、いつだって簡単ではない。ゆるやかなボーカル、鋭利なギター、そして獣のようなリズム隊が混ざり合った、すぐにそれと分かる音ではある。しかしそれらの要素がひとつになると、個々のパーツをはるかに超えた、魔法のようで興奮に満ちた全体像が立ち上がる。『There Near』全編における J のギター・トーンは、いつも以上に獣じみている。その理由のひとつは、最近手に入れた70年代製 Mesa Boogie MK 1 アンプを使っていることにあるのかもしれない。

ファースト・アルバムを作ったときに Chris Dixon が持っていたのと同じアンプを買ったんだ。Chris は自宅で、自分のアンプを使って僕らを録音した。あれには、しばらく出せていなかった本当に面白い音があるんだ。このアルバムでは、その音に戻ろうとしていたんだと思う。

と J は語る。歌詞へのアプローチにある哲学的な不透明さについて尋ねられると、J はこう答える。

曲を書いているとき、自分でもその曲が何についてのものなのか、いつも分かっているわけじゃない。たぶん意味は、どこかの時点で勝手に姿を現すんだと思う。うまくはまる言葉なら何でも使う。それに、そのとき読んでいる難解で怪しげなものにもかなり影響される。あまり深く考えすぎないようにしているんだ。誰かが、このアルバムは前より明るく聴こえると言っていたけど、それはたぶん歌い方のせいだと思う。だって “No Friends” みたいな歌詞を見たら、そうは思わないかもしれないから。でも僕はたいてい三人称で書く。全部、ただの作り話なんだ。

たしかに『There Near』では、J の曲のいくつかにおいて、歌詞の輪郭がやや柔らかくなっているようにも感じられる。とはいえ、“Put It Down” のような比較的美しいバラードでさえ、やがて炎のようなギターの歪みの雨の中へ爆発していく。それが自然に起こるのだ。一方、Lou が提供した2曲、“Blowin’ Up” と “No One’s Ready” は、音楽的にはそこまで狂騒的ではないかもしれない。しかしその歌詞は、現在の体制に対する鋭く時宜を得た攻撃のように響く。よくあることだが、Lou のメロディ構成は親しみやすい表情をしている一方で、その歌詞はナイフのように切り込んでくる。

『There Near』は、Dinosaur Jr. のクラシック・アルバムの連なりをさらに押し進める作品だ。新曲たちは、過去の名曲群と並び、巨大なリフをライブステージから轟かせたとき、間違いなく凄まじい響きを放つだろう。早く彼らのライブを観たくてたまらないが、それまでは『There Near』がずっとそばにいてくれる。近ければ近いほどいい。

関連記事
イベント情報