ロンドンのバンド Daughter のエレナ・トンラによるソロ・プロジェクト Ex:Re が、ニューアルバム『Save As』を 4AD から 10/30 リリース!セカンドシングル「Sleep」のセッション映像を公開しました。この作品には、アルバム全体を貫くような壮大な物語があるわけではない。Fabian Prynnがプロデュースを手がけ、Josephine Stephenson がチェロ、Hinako Omori がシンセサイザー、Ben Reed がベース、Jethro Fox がエレクトリック・ギターで参加している。
先行シングル「Radio Station」のMV公開!
むしろ『Save As』は、これまでのトンラの作品と同じように、人間の意識の中にある細かな感情や思考を鋭くすくい取った作品だ。自分を消耗させるほど考えすぎてしまうこと、そしてそこから逃れるためにどこか別の場所へ向かうこと。そうした心の動きが、今回も丁寧に描かれている。アルバム冒頭を飾る「Radio Station」は、堂々としたアコースティック・ギターのストロークから始まり、やがて終わりのないカリフォルニアのロードトリップを描いた、幻想的な楽曲へと変化していく。
セカンドシングル「Sleep」を公開!
この曲のタイトルにある “ラジオ局” は、トンラ自身が自分の頭の中をどう感じているかを表す比喩でもある。「私は決断できなくなって、そのまま動けなくなってしまうことがある」と彼女は語っている。アルバムでは、初期のデモ音源が最終版にもそのまま息づいている曲が多い。「Sleep」もそのひとつで、最初のデモはパリのホテルの一室で録音された。完成版では、そのデモに収められていたアコースティック・ギターをヴォコーダーに通して作ったメロディックなループと、ドラムマシンが使われている。その結果、まるで壁の向こう側で開かれているパーティーを聞いているような、少しくぐもった質感が生まれている。
「Radio Station」のライブ映像を公開!
一方で、スタジオに入ったことで初めて本来の姿を見つけた曲もある。その代表が、アルバムの中でも際立った「Am I Even Real?」だ。トンラと Prynn によるデュエット曲で、トンラは宇宙船について歌いながら、実際には「自分はこの恋愛関係の中で、本当に自分自身でいられているのか?」と問いかけている。長いあいだノートやラップトップの中に保存されてきたアイデアと、その場で生まれた飾らない最初の感覚や即興。その両方を組み合わせることが、『Save As』の持つ、生々しい躍動感と深い思索性を絶妙に共存させている。













