あの妄想作品『印象III : なんとなく、パブロ (Imagining "The Life of Pablo")』で世界をあっと言わせた TOYOMU が、遂にデビュー作を 11/23 にリリースする。5曲のオリジナル曲から構成されたEP『ZEKKEI』は、サンプリングとシンセサイザーのあくなき融合をかかげ、サンプリング・ネタは自ら作ったサウンドと自然音に限定、地元京都にてひと夏をかけて完成された。
京都のアーティスト TOYOMU、一夏をかけて地元京都で制作されたデビューEP『ZEKKEI』インタビュー
「21世紀のデジタル・エイジにおいて、エレクトロニック・ミュージックは、ますます多様化し、加速的な広がりを見せている。OPN、ARCA、あるいはハクサン・クロークといった新世代がこの日本でも脚光を浴びるなか、TOYOMUは、喜ばしい衝撃だ。彼が大胆不敵にもカニエ・ウエストの新作のパロディをネットで発表したとき、世界中のリスナーが彼の音楽を面白がり、楽しんだことは記憶に新しいが、このことはTOYOMU作品の茶目っ気あるエレクトロニック・ミュージックの質の高さを証明したと言える。そして、彼の公式デビューEP『ZEKKEI』を聴けば、さらに多くの人が京都で暮らす20代半ばの青年の音楽に惚れ惚れするだろう。TOYOMUはtofubeatsと同じ世代で、彼と同じようにヒップホップに触発されて創作活動をはじめているが、しかしTOYOMUの楽曲からは、いうなればレイ・ハラカミ的な叙情、ないしはコーネリアス的な遊び心とファンタジーさえも感じる。大袈裟に言っているのではない。本当にそのぐらい、『ZEKKEI』は、わくわくする作品なのだ」 ——— 野田努(ele-king)
tracklist: 1. Atrium Jōbō 2. Incline 3. Mound Meidou 4. The Palace 5. Social Grooming Service
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