Charlie Puth (チャーリー・プース) が NPR Music の人気企画 Tiny Desk Concert に出演したパフォーマンスを披露しました。チャーリー・プースは Tiny Desk の会場に足を踏み入れると、その空間をまるでジャズクラブのように一変させた。この10年間を代表する数々のポップヒットを生み出してきたことで知られるプースだが、今回の Tiny Desk では、ヒットメーカーというよりもバンドリーダーとしてステージに立っている。
おなじみの楽曲を新鮮なアレンジで再構築し、彼の音楽の根底にある演奏力を際立たせていく。自然体でありながら正確無比で、しかも即興性に富んだ演奏を通じて、彼はリアルタイムで強弱や展開を形作りながらバンドを導く。その姿は、まるで教授がマスタークラスを指導しているかのようだ。
「We Don’t Talk Anymore」は、色彩豊かなヴァンプから始まり、プースが冗談交じりに「本当はこのバージョンでリリースしたかった」と語るアレンジへと展開していく。きらびやかなポッププロダクションを抑え、豊かなハーモニーと、音が呼吸するための余白を重視した仕上がりだ。続くヒット曲「Attention」では、1990年代初頭のマイケル・ジャクソンを思わせるグルーヴを強調し、アウトロを長く引き延ばしてジャムセッションへと発展させる。
「See You Again」を紹介する際、プースは自身の音楽の多くが教会音楽から影響を受けていることについて語る。俳優ポール・ウォーカーへの追悼曲として映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』を彩ったオリジナル版とは大きく異なり、この演奏は温かみのある、礼拝音楽のような壮大な楽曲へと膨らんでいく。
最後は、最新アルバム『Whatever’s Clever!』に収録された「Changes」で締めくくられる。この演奏を通じてプースは、自身が単なるポップソングライターやプロデューサーではないことを鮮やかに示している。今回のアレンジから浮かび上がるのは、ハーモニー、グルーヴ、コラボレーションという音楽の言語を深く理解したアーティストの姿だ。そして彼は今もなお、生涯学び続ける学生のような好奇心を持って音楽に向き合っている。













