Run The Jewels、ニューアルバム『RTJ4』を前倒ししてリリース!

2020.06.04

Killer Mike と El-P によるヒップホップ・デュオ Run The Jewels が、当初の予定よりも前倒してニューアルバム『RTJ4』をリリース!この作品は、Run The Jewels のオフィシャルサイトでフリー・ダウンロード、及び各配信サイトでリリースが開始された。アメリカ合衆国で起こった警官による人種差別的な殺人事件を受けて、全米、そして全世界規模で反人種差別運動の高まりの中、Killer Mike のスピーチが全米でも大きな反響を呼ぶなど、これまでの活動と主張も含め大きな存在となっている Run The Jewel。本作には Pharrell Williams、DJ Premier、Zach de la Rocha、Mavis Staples、2 Chainz、John Homme など多くのアーティストが参加。リリースされるやいなや、全米iTunesアルバムチャート1位となっている大注目作品。

「もういい、待っている必要はないだろう?世界中にでたらめがはびこっている。なんとかしようと取り組んでいる今、このありのままの言葉を捧げよう。君たちに喜びを届けることができたらと願う。どうか無事で、希望を失わずにいてほしい。君たちの友人であるぼくら二人に耳を傾け、望むことをやらせてくれて感謝している」 – Jaime & Mike

寄付を通じて、何かの役に立ちたいと考えているファンたちのために、Run The Jewels はWEBサイトで、アメリカの正義、変化、公平さのために闘う団体のリストを公開している。そこには長年彼らと協力関係にあるNational Lawyers Guildも含まれており、合法に抗議活動をする者たちに法的な代理人を提供している。

<団体のリストはこちらから>

Pharrell Williams & Zack de la Rocha をフィーチャーした「JU$T」のリリックビデオを公開!

現地時間6月3日に〈Jewel Runners / RBC Records / BMG〉よりリリースされたこのアルバムは、11曲が収録された強烈な40分間のパワーハウスで、Pharrell Williams、Mavis Staples、2 Chainz、Zack de la Rocha、Josh Homme、DJ Premier、Greg Nice らオールスター・ゲストを集結させている。おもに Rick Rubin の Shangri-La Studio と、NYCの象徴的な Electric Lady Studios でレコーディングした『RTJ4』は、2年間かけて執筆、録音、制作し、彼らの音楽の最も迫力ある部分を描き出して誕生した作品だ。これはあたり一面を埋め尽くすバンガーのコレクションであり、社会的な主張と荒々しい喜びが混在する彼ら独自の世界を照らし出している。

ニューアルバムには2曲の先行シングルがあり、どちらも熱狂的に支持されている。1曲目の「Yankee and the brave (ep.4)」は、屋内退避命令が本格化した頃、インスタグラムのライヴ・セッションを行なっていたときに披露された。その数日後、セカンド・シングル「Ooh La La (feat. DJ Premier & Greg Nice)」が、Netflix の人気シリーズ「Ozark」の今シーズンのフィナーレで初公開され、Shazam チャートで5位を記録。それからすぐにBrian & Vanessa Beleticが監督したMVが公開されると、あっという間にYouTubeのトレンドで7位となり、最初の週だけで150万回以上視聴され、アルバム『RTJ4』のリリースのために最高の地ならしとなった。

前作と今作の間は、二人にとって非常に多忙な時期だった。『RTJ3』の「Legend Has It」が彼らにとって初となるゴールドディスクに認定され、映画『Baby Driver』のために Danger Mouse とコラボした「Chase Me」で初めてグラミー賞にノミネートされ、Lordeと全米アリーナ・ツアーに着手し、マーベルのヒット作『Venom』に曲を提供し、2020年のアカデミー賞の放映時に初公開されたキャデラックのCM曲も手がけた。加えて、Killer Mike は Netflix の番組『Trigger Warning with Killer Mike』に取り組み、バーニー・サンダースへの支援活動を続けながら、政治的影響力を駆使してアトランタの初の黒人女性市長 Keisha Lance Botttoms の選挙を支援した。また彼は、まもなく発表される長編映画でハリウッド・デビューもする予定。一方、ライムのパートナーでRTJのプロデューサーでもあるEl-Pは『RTJ4』の制作に勤しみながら、オスカーを受賞した映画『Roma』のサウンドトラックに曲を提供し、Tom Hardy 主演の伝記映画『Capone』のスコアを作り、過去のソロ・レコードのカタログを大々的にリイシューし始めた。さらに Remi Malek 主演の『Mr. Robot』の新シーズンにカメオ出演している。

新作の発表に加えて、RTJは待望のカンナビス・ラインを発売する。また、Rage Against The Machineのワールドツアーにも参加が決定。Covid-19の流行のため、先週2021年のスケジュールが組み直されたばかりだが、すでにチケットはソールドアウトしている。

tracklist:
1. yankee and the brave (ep. 4)
2. ooh la la (feat. Greg Nice & DJ Premier)
3. out of site (feat. 2 Chainz)
4. holy calamafuck
5. goonies vs. E.T.
6. walking in the snow
7. JU$T (feat. Pharrell Williams & Zack de la Rocha)
8. never look back
9. the ground below
10. pulling the pin (feat. Mavis Staples & Josh Homme)
11. a few words for the firing squad (radiation)

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