ニューオーリンズのバンド Twisted Teens、ニューアルバム『The Holy Cross Tigers』を Sub Pop から 11/6 リリース!

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ニューオーリンズを拠点に活動するバンド Twisted Teens が、ニューアルバム『The Holy Cross Tigers』を Sub Pop から 11/6 リリース!セカンドシングル「stalks」のミュージックビデオを公開しました。2026年に入ってから『Blame the Clown』『Florida Water Blues』を立て続けに発表してきた彼らにとって、本作は早くも今年3作目。バンド通算では4作目となり、Sub Pop 移籍後初のアルバムです。Twisted Teens は、ニューオーリンズの Holy Cross 地区で暮らしていた Caspian と RJ “The Razor” Santos によって結成された。RJ はカントリーやケイジャン系のバンドでスティールギターを演奏し、Caspian はフォークやアナーコ系の地下シーンで活動。2024年、Caspian が自宅に簡素な録音環境を整えたことをきっかけに2人で制作を開始し、同年4月にデビュー作、通称『The Orange Album』を発表した。

先行シングル「when we first met」のMV公開!

彼らの音楽は、ブルース、初期ロックンロール、フォーク、パンクを粗削りなホームレコーディングでつなぎ合わせたようなサウンドが特徴だ。Caspian のひび割れた歌声と、RJ の歪んだスティールギターが絡み合い、シンプルながら妙に耳に残る独特の質感を作り出している。新作『Holy Cross Tigers』には全13曲を収録。制作方法そのものはこれまでと大きく変わらず、Caspian が朝にギターのリフとドラムマシンを組み立て、ベースやギターを重ね、そこへRJがスティールギターで応答するという形で作られた。高価なスタジオではなく、今回もHoly Crossの自宅録音が中心となっている。

ただし、今作のテーマはこれまで以上に個人的だ。アルバム制作の直前、Caspian は長く続いた恋愛関係の破局を経験した。アルバニアの小さな海辺の町で別れた後、ニューオーリンズへ戻ってからもしばらく元パートナーと同居を続けることになり、その時期の混乱や孤独、飲酒、喪失感が、そのまま『Holy Cross Tigers』の楽曲へ流れ込んだという。オープニングの「Stalks」は、関係の終わりを予感しながらも、まだつなぎ止めようとする感情を描いた曲。「When We First Met」では、恋愛初期の幸福な記憶と、それを振り返る現在の孤独が交差する。

「Be an Angel」では、破局後の諦念と苛立ちを淡々と吐き出し、「I Spend My Time Crying」では、バーで酒を飲みながら忘れようとする姿を描く。古いカントリーやブルースに通じる失恋歌だが、感情を隠すことなく正面から描いている点が Twisted Teens らしい。アルバムは恋愛だけを扱っているわけではない。「Lock and Key」は、警察に協力した友人への怒りを歌った反密告アンセムで、古いアウトロー・ブルースやストリート・フォークを思わせる荒々しい楽曲となっている。

最後を飾る「Darker the Night the Brighter I See」は、本作の暗さを象徴する1曲。人生について知れば知るほど、その暗さも見えてくるという逆説的な感覚を歌い、アルバムを救済や完全な受容へは導かないまま終わらせる。それでも『Holy Cross Tigers』全体には、不思議な明るさが残る。失恋、孤独、裏切りといった重いテーマを扱いながらも、数人の仲間が自分たちだけのルールで音楽を作り、生活の重荷を分け合っているような共同体的な温度がある。古いアメリカン・フォークやブルースのフィールド録音を思わせながら、それを現在のニューオーリンズの地下シーンへ置き換えたような作品だ。

Sub Pop デビュー作でありながら、Twisted Teens は制作規模を拡大するのではなく、むしろこれまで通りのローファイで私的な方法を貫いた。『Holy Cross Tigers』は、壊れた恋愛の記録であると同時に、Twisted Teens というバンドが持つブルース、フォーク、パンク、ロックンロールの感覚を最も直接的な形でまとめた作品になっている。

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