テイラー・スウィフトのワールド・ツアーがもたらす経済現象「TSwift Lift」とは？
https://www.youtube.com/watch?v=bA_DPpekJTM
Taylor Swift (テイラー・スウィフト) のオーストラリア・ツアーは、景気後退のリスクが高まるオーストラリア経済を後押しするかもしれない。スーパースターのツアーが地域経済において、本当に変化をもたらすのを私たちは見てきました。
彼女はオーストラリア・ツアーを2024年2月に控えています。2月までにインフレは完全にコントロールされ、オーストラリアの経済は本当に減速しているだろうという予想が広まっています。そのため、落ち込んだ消費者心理を回復させるのに、Taylor Swift のツアーは大いに役立つだろう。
シドニーやメルボルンには他の州からも人が来るだろう。Taylor Swift のツアーは、ニュージーランドでは開催されないので、ニュージーランド人も来るだろう。サービス業への支出は間違いなくあるだろう。
しかし、それがスウェーデンで見られた Beyoncé (ビヨンセ) 効果につながるかどうかはわからない。スウェーデンの首都ストックホルムで開催したワールド・ツアーで、ビヨンセ効果による周辺経済は加熱化し、ホテルやレストランでの食事に対する熱狂的な需要を呼び起こし、その月のスウェーデンのインフレ率は9.7％と予想を上回ったことで、経済統計にも表れている。
大阪のビジネスホテルもインバウンドにより値上がっている
少し話が変わってしまうが、このインフレは有名人に限らず国内旅行のインバウンドにも現れている。掟ポルシェさんの以下のツイートによると、大阪西成のビジネスホテル (6月週末) もインバウンドの影響で値上がっているという。(結局、掟さんは6,000円の宿に渋々決めたそうだ)
1ヶ月後に大阪DJオファーあって受けたんだけど観光需要完全に戻ってて土曜夜どこのホテルも安くねえええ！！カプセルでも4500円とかマジ結構軽度地獄なんで大阪の個人民泊やってる人（最悪民泊申請出してない自分ちでもいい）誰か安く泊めて！西成でも5000円超えてんだよ！異常事態！
— 掟ポルシェ (@okiteporsche) July 5, 2023
Taylor Swift の話に戻るが、この経済現象は「TSwift Lift (Tスイフト・リフト)」と呼ばれており、中央銀行がこの金利サイクルの最終局面で対処しなければならないことがまたひとつ増えることになる。ちなみに、Taylor Swift 2024年一発目のワールドツアーは日本で開催される。
シンガポール公演では、アジアのファンがユナイテッド・オーバーシーズ銀行のカードに殺到
一方、日本、オーストラリアの次に3月にシンガポールで開催される公演では、アジア中のテイラー・スウィフトのファンがユナイテッド・オーバーシーズ銀行のカードに殺到している。カードの所有者は、来年初めにシンガポールで開催されるスウィフトのツアーのチケットを最初に手に入れることができる。
インフレについても触れてきたが、Taylor Swift のコンサート・チケットにもインフレは反映されている。私の知る限り、チケットは5年前の2倍になっているが、それでもチケットを手に入れようとする人々、ファンを止めることはできない。ここライオン・シティで特別なコンサートが行われる予定だが、そのチケットが欲しい人たちは、UOBのクレジットカードに申し込むなど、何でもする。
そして、その数字は驚くべきものだった。Taylor Swift のコンサート日程が発表された週、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナムでクレジットカードの申し込みが1日平均で45％急増した。また、ライオンシティだけでもデビットカードの申し込みが130％近く増えた。申し込んだ人のほとんどは30歳〜40歳だった。若い人のチケットを買うために申し込んでいるに違いないと想像できるだろう。
私は (記者) Taylor Swift のファンではないので分かりませんが、ライオン・シティとその周辺には Taylor Swift のファンがたくさんいます。UOBクレジットカードの申し込みが急増していますね。しかし、音楽業界全体が激変した今、ミュージシャンが実際にお金を稼ぐことができる数少ない方法のひとつがコンサートです。
このコンサートは一晩で1,300万ドル (18億以上) を売り上げており、現在行われているツアーの中でトップの興行収入を記録している。
