Yeasayer の共同創設者として知られる、ニューヨーク・ブルックリン拠点のアーティスト Anand Wilder が、セカンド・ソロアルバム『Psychic Lessons』を Last Gang / MNRK から 8/22 リリース！あわせて、ニューシングル「Bog People」のミュージックビデオを公開しました。
先行シングル「Appointment in Samarra」のMV公開！
「Bog People」は、歪んだシンセと3コードのギターリフが絡む、90年代オルタナティブ回帰のサイケデリック・ポップチューン。Boy-band的な甘さを滲ませつつ、ダンスフロア対応の中毒性を持ち合わせたトラックに仕上がっており、Anandの新たなフェーズを象徴する一曲となっています。映像はVHS質感のフィッシュアイレンズを使った90年代風の演出で、ノスタルジーとサイケデリアが融合した独自の世界観を形成。監督は Patrick Drummond、出演には娘 Zazie や旧友 Bernard Feinsod も参加しています。
前作『I Don’t Know My Words』（2022年）は、フォークを基調とした内省的な作品でしたが、『Psychic Lessons』では一転してサイケデリックで実験的、かつポップなアプローチへと大胆に舵を切っています。本作のプロデュースには、L’Rain や Tasha との共作で知られる Jachary、そして Yeasayer 時代からの盟友 Walter Fancourt が参加。アートロックとポップスの境界を曖昧にしながら、サウンドの幅を大きく広げた作品となっています。
『Psychic Lessons』は、Anand Wilder が Yeasayer 時代に培ったサイケ・ポップの美学と実験精神をベースに、より洗練されたメロディとダークな情緒を融合させたアルバムです。ファンキーでありながらメランコリック、実験的でありながらキャッチー──その絶妙なバランス感覚は、個性派サウンドを求めるリスナーや、Yeasayer の進化形を追ってきた音楽ファンにとって、非常に魅力的な内容となっています。
