Jameszoo with Asko = Schonberg Ensemble、アルバム『Music for 17 Musicians』をリリース!

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オランダのプロデューサー Jameszoo with Asko = Schonberg Ensemble がニューアルバム『Music for 17 Musicians』を Brainfeeder から 5/30 リリース!収録曲「(Hommage à Qui)」のミュージックビデオを公開しました。Jameszoo(Mitchel van Dinther)が Brainfeeder から帰還し、ジャズと現代音楽の境界を旅するシネマティックなアルバムを制作。本作はオランダの現代音楽アンサンブル Asko|Schönberg、打楽器グループ HIIIT、そして自身のグループ「Blind」のメンバー(Niels Broos、Petter Eldh、Richard Spaven)と共に制作。

収録曲「(Philip)」のMVを公開!

この作品は、2019年にグラミー受賞の Metropole Orkest と共にアルバム『Fool』を編曲した時と同様に、彼の2022年作『Blind』の精神を反映しつつ、よりアコースティックで現代音楽的なアプローチへと深く入り込んでいる。タイトルは、Steve Reich の名作アルバム『Music for 18 Musicians』(1978年、ECM)のオマージュ。

先行シングル「Schönberg – ‘(Egg Modern) – Edit」のMV公開!

Mitchel は、Asko|Schönberg から新作の委嘱を受けた際、「Blind」の精神を拡張するチャンスだと考え、プレイヤーピアノ(自動演奏ピアノ)を中心に据えた楽曲構成を考案。MIDI信号を用いて、プレイヤーピアノが即興のような “自律的な” 演奏判断を行えるようにするためのアルゴリズムを開発。

Markov モデルや LSTM(自己学習モデル)を活用し、キット・ダウンズ、マシュー・ボーンらの演奏データを元にルール生成。音楽の客観的な聴取体験をテーマに、「作曲者や演奏者の存在感を取り除いた作品」を探求。Mitchel は、長年の仲間(Richard Spaven、Petter Eldh、Niels Broos)と共に打楽器の拡張やアンサンブル全体の構築を行い、最終的なアレンジは Stefan Behrisch と共に仕上げた(彼とは2019年の『Melkweg』でも共演)。

『Music for 17 Musicians』ストリーミング

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