Flying Lotus、2006年のデビューアルバム『1983』が Record Store Day の一環として公式にアナログ盤で 4/17 に再発されることが決定!また同時にストリーミング配信も開始される。今回の機会にリマスターされた本作は、4月17日からストリーミングで配信され、翌日に Record Store Day の物理リリースとして発売される予定だ。
Brainfeeder は、FlyLo 自身のレーベルとして活動してきた経緯を踏まえ、今回の再発を「非常に感慨深い循環の瞬間」として発表している。また、アルバムのタイトル曲「1983」がティーザーとして公開されている。『You’re Dead!』『Cosmogramma』『Until the Quiet Comes』といった現代のクラシックとも言える作品群を含むFlying Lotusのキャリアは、約20年前の『1983』から始まった。
これは、Steven Ellison が Flying Lotus 名義で発表した最初のLPであり、祖母の家の寝室というリラックスした環境で制作された作品である。そこには、まだ才能を試し始めたばかりのアーティストから発せられる初期の信号のような音楽が収められている。その音楽スタイルには、J Dillaの影響、ジャズ、ブラジル音楽のシンコペーションといった要素が取り入れられており、それらを彼独自の方法で織り交ぜている。
特にブラジル音楽の影響は、リズムに対する理解を大きく変えた出来事として重要だった。これは、コパカバーナの路上の売り子から受けたリズムのレッスンによってもたらされたものだったという。エリソンは当時を振り返り、笑いながらこう語っている。
頭の中が完全にひっくり返ったよ。
こうした路上の売り子からのレッスンに加え、ジャズの家系に生まれた背景、サウンドトラックへの興味、そして Stones Throw Records でのインターン経験などが、このアルバムの音のコラージュの中にはっきりと表れている。まだキャリアの初期段階とはいえ、ここで鳴っているサウンドは初心者のものではない。むしろ、これから開かれる可能性をすでに見据えていたビジョナリーの音だ。その姿勢は、当時のレーベルである Plug Research からも後押しされていた。エリソンは彼らの言葉をこう振り返る。
もっと変なやつをやってくれ。
その言葉は結果的に正しかった。『1983』はその後に続く6枚のスタジオアルバムへとつながるスタート地点となり、Flying Lotus の作品群と影響力のほんの一部を形作る重要な第一歩となったのである。













