OOIOO と Lightning Bolt がスプリット・アルバム『The Horizon Spirals / The Horizon Viral』を Thrill Jocke から 4/24 リリース!先行シングル「CLOUD CORE」を公開しました。OOIOO と Lightning Bolt は、ともに音楽性が完全に唯一無二であり、その創造者たちの影響力は計り知れないバンドだ。OOIOO の創設者でありバンドリーダーの YoshimiO は、UFO or Die、BOREDOMS、SAICOBAB などでの活動をはじめ、40年以上にわたりロックと即興音楽の連続体の中で、妥協のないアートを牽引してきた存在である。
OOIOO は、自由奔放な実験性と催眠的なロックの脈動を融合させる中核的な表現の場として機能し、アクロバティックなヴォーカル、エレクトロニクス、トランペット、ガムランを駆使して境界線を軽々と越えていく。一方、Lightning Bolt の Brian Chippendale と Brian Gibson は、狂乱する打楽器の渦、巨大なファズ、目眩を起こすようなメロディを、圧倒的な音の景色へと変換する能力において比類がない。『THE HORIZON SPIRALS / THE HORIZON VIRAL』は、この2組のアンサンブルに共通する精神性――無邪気な解放感と貨物列車のような推進力――を、刺激的なまでに捉えたスプリット作品である。
『THE HORIZON SPIRALS』は、OOIOO のガムラン要素を取り入れた二つの大作、「THE HORIZON」と「Gamel BE SURE TO SPIRAL」から構成され、OOIOO の音楽が持つ無限の射程を示している。YoshimiO は、これらの楽曲と 2014 年作『Gamel』との重要な違いについて、使用された物理的素材にあると説明する。
当時バリでは、鍵盤が青銅製のガムランが主流で、『GAMEL』では青銅を使いました。今回『THE HORIZON SPIRALS』で使ったガムランは鉄製です。黒く塗装された鉄。この鉄の音(アイアン・ガムラン)を取り入れたことで、OOIOO の楽曲がより軽やかに、上へ上へと螺旋を描いていく様子が見えてきました。鉄のガムランが OOIOO のきらめく要素の中に浸透し、新たなウェーブ・サウンドとして可聴域にしっかりと着地させてくれたのです。また、ミシナのシンバルとも非常によく溶け合います。
オープニング曲「THE HORIZON」は、Sun Ra Arkestra の『Horizon』から着想を得ており、揺らめく振動からシンコペーションの効いたグルーヴへと爆発的に展開し、やがて YoshimiO のトランペットに導かれるアップテンポな催眠状態へと広がっていく。「Gamel BE SURE TO SPIRAL」は、OOIOO の代表曲「Be Sure To Loop」をガムランの視点で歪ませ、反復と微細な変化の力を強調する楽曲だ。
私たち人間は皆、繰り返す性質を持っていますが、そのたびに感覚は研ぎ澄まされていきます。同じ場所で繰り返すのではなく、その反復は上へと螺旋を描き、二度と同じ地点に降り立つことはありません。その道には停滞がないのだと、私たちは気づくのです。
と YoshimiO は語る。Lightning Bolt の『THE HORIZON VIRAL』は、彼らの即興演奏が持つ無限性を喚起しつつ、より洗練されたホームレコーディング技術によって凝縮された作品である。近年の作品は Seth Manchester とスタジオで録音されてきたが(本スプリットのマスタリングにもその痕跡が残っている)、『THE HORIZON VIRAL』は、彼らの伝説的なホームレコーディングの精神を再び燃え上がらせ、フィルターを通さない二人の姿を “ホーム” の環境で捉えている。そこには、ベーシスト Brian Gibson が高い評価を受けたゲーム『Thrasher』や『Thumper』の作曲・録音を通じて得た経験も反映されている。彼らのサイドを構成する5曲は、ひとつの組曲としてまとめられ、通して再生されることを想定している。
「WAVERS」や「CLOUD CORE」といった楽章では、このデュオのエネルギーがいかに衰えていないかが明らかだ。全編を通じて、時代を超越したリフを生み出す Gibson の力と、それを推進し、やがて楽器同士が分かち難く絡み合うまで加速させるドラマー Brian Chippendale の推進力は、同等に強烈である。Chippendale は、自身たちのアプローチについて次のように語る。
OOIOO が『THE HORIZON SPIRAL』でトーンを示してくれたけれど、僕らは必ずしも “スパイラル” というテーマに乗ったわけじゃない。僕らはスパイラルよりヴァイラル寄りかな。でもどちらも、ウサギ穴に放り込まれる感じはあるし、僕らはウサギ穴が大好きなんだ。曲名によって、少しずつコンセプチュアルな深みが生まれていく。多くは、Clown Core や YoshimiO のバンド BOREDOMS、あるいは昔から友好的な存在である Deerhoof など、僕らが知っていたり敬愛している他者の作品への言及なんだ。
OOIOO と Lightning Bolt の組み合わせは、数十年にわたる絆の自然な延長線上にある。互いに刺激を受け、支え合ってきた長い時間、そして唯一無二のビジョンが重なり合うことで結ばれた関係の中から、『THE HORIZON SPIRALS / THE HORIZON VIRAL』は不屈の創造性を祝福する作品として生まれた。純粋で、抑制のない、魔法のようなアートを追い求め続ける中で、OOIOO と Lightning Bolt は今なお、驚くほど力強く、活力に満ちた音楽を生み出し続けている。













