アイスランドのシンガーソングライター Ásgeir (アウスゲイル)、ニューアルバム『Julia』を来年 One Little Independent Records から 2/13 リリースを発表!ニューシングル「Sugar Clouds」のライブ映像を公開しました。Ásgeir にとって5作目のスタジオ・アルバムとなる『Julia』は、興味深く、これまで踏み入れたことのない領域へと進む作品となっている。これまで彼は John Grant などの翻訳者と協働したり、父 Einar Georg Einarsson の詩を取り入れたりしてきたが、長く評価されてきたキャリアの中で、今回初めて全編の歌詞を自分自身で書き上げた。その結果、生まれたのは深い思索に満ちた作品であり、ノスタルジーを湛えつつ、過去の後悔や未来への希望を『Julia』というアルバムの象徴的存在に導かれるように見つめ直す内容となっている。
先行シングル「Ferris Wheel」のMV公開!
先行シングル「Ferris Wheel」で、Ásgeir は長年の夢の実現について歌っています。
この曲は静かな楽観主義のアンセムで、慣れ親しんだものを捨て、長年の夢を追いかけること、海辺でのゆったりとした生活、何か新しいことを想像してみる勇気などについて、恋人との会話から生まれた。これは、『何かを変えたい、夢を叶えたい』という気持ちを歌った曲だ。水辺に引っ越して、ずっと先延ばしにしてきたことをやりたい。長い間、未来について夢を見ることを許さず、いつもと同じやり方に囚われていたような気がする。だから、また夢を見ることができるのは嬉しい。最初はこの曲に少し抵抗があったのを覚えている。でも、スタジオのみんながとても興奮していて、そのうち僕も好きになっていった。今までやったことのない曲だったので、きっとそう感じたのだと思う。
収録曲「Smoke」のライブ映像を公開!
Ásgeir は、精巧なフォーク・ポップ、豊かなプロダクション、そして郷愁を帯びたエモーショナルなファルセットで長く称賛されてきた。『Julia』は、歌詞を自ら書くという自立性の高まりだけでなく、心の浄化につながるような率直さへと舵を切った作品だ。単に精密に演奏されているだけでなく、まるで彼自身の “生きた実感” が刻まれたような楽曲が並ぶ。
歌詞を完全に自分だけで書いたのはこれがほぼ初めてでした。正直、とても怖かった。自分自身をまだ探している最中だと思う。でも、自分を開いてみようと決めて、その過程から多くを学びました。僕にとって本当にセラピーのような時間でした。
こうした新しい脆さや率直さは、約2年をかけて作られた全10曲を通して一つの糸のようにつながっている。多くの曲はまずギターで作曲され、Ásgeir はシンプルさを追求し、メロディや明晰さ、そして意味を最優先したという。長年のコラボレーターである Guðm. “Kiddi” Kristinn Jónsson と共同で仕上げたプロダクションは有機的で控えめに保たれ、Ásgeir の声——そして何より “作家としての声” ——が前面に出るように構築されている。













