
LAのポップロック・バンド MUNA、ニューアルバム『Dancing On The Wall』を Saddest Factory Records から 5/8 リリース!表題曲の先行シングル「Dancing On The Wall」のミュージックビデオを公開しました。MUNA の歩みはこれまでずっと、人生に内在する複雑さや混沌、そして恍惚とした瞬間までも受け止めるための「居場所」をつくることにありました。4作目となるアルバム『Dancing On The Wall』で、彼女たちはこれまで以上に鋭く、ダークで、そしてスリリングな存在へと進化しています。
先行シングル「Dancing On The Wall」のMV公開!
2022年のセルフタイトル作で見せた、きらめく紙吹雪に包まれた高揚感の頂点から一転し、MUNA は今、政治的緊張、環境の荒廃、そしてミレニアル世代特有の静かな不安定さに規定されたロサンゼルスで生きることの、不安で不確かなエネルギーを音楽へと昇華させています。その結果生まれたのは、親密でありながら壮観でもある作品。牙とウィット、そして強い感情的共鳴を備えたポップの世界であり、燃え上がる心と、周囲の混沌を冷静に見つめる視線が同時に存在するためのサウンドトラックです。
アルバム全体を通して MUNA は、揺れ動く世界を背景に、欲望、親密さ、そして人と人とのつながりを探求します。政治的暴力や構造的な暴力を目の当たりにしながら、それでもどう生き、どう愛し、どう互いに手を伸ばし続けるのか──否認に逃げることなく、喜びはいかにして生き延びるのか。そんな静かな問いが作品全体に流れています。「Wannabeher」では、誰かのファンタジーの中へ完全に入り込むときの、目眩がするような高揚感を描き出し、「Why Do I Get A Good Feeling」はビートが止んだあとも余韻を残し、一瞬の喜びと宙づりの可能性についての瞑想として響き続けます。ラストを飾る「Buzzkiller」は、欲望とその後に訪れるものを冷ややかに見つめた一曲で、手に入れたはずのものの先に、なお残る問いや疑念、新たな渇望の痛みを描いています。
これまでの代表曲には、バイラルヒットとなった「Silk Chiffon」をはじめ、数億回再生を記録した楽曲が並び、批評家からも高い評価を獲得してきました。さらに、The Tonight Show Starring Jimmy Fallon、The Late Late Show with James Corden、Jimmy Kimmel Live、The Ellen DeGeneres Show、Good Morning America など、数多くのテレビ番組にも出演。TikTok、Instagram、Spotify でも熱心なファンベースを維持しています。
MUNAならではの細部まで行き届いたプロダクションによって制作された『Dancing On The Wall』は、陶酔的なサウンドスケープと、人間味あふれる鋭いストーリーテリングを融合させています。中心となり、主にプロデュースを手がけたのはナオミ・マクファーソン。Phoebe Bridgers がレーベルA&Rとして関わり、直感と信頼、そして完全な創作的コントロールのもとで形づくられたアルバムです。そこには生活感があり、切迫感があり、映画的な広がりがあります。不確実性の中を生きながらも、喜びを手放すことを拒む世代の姿を映し出した作品と言えるでしょう。
このアルバムで MUNA は、ポップミュージックが大胆で、親密で、同時に社会的意識を持ちうることを改めて証明しています。瞬間を切り取るだけでなく、思わず住み込みたくなるような「世界」へと蒸留した一枚です。













