Crooked Fingers、復帰作となるニューアルバム『Swet Deth』を Merge Records から 2/27 リリース!Sharon Van Etten をフィーチャーした「Haunted」のミュージックビデオを公開しました。このMVは、バックマンとジョー・センテノが撮影し、ダニエル・マーフィーが編集。映像は、Crooked Fingers のフロントマンが “ひとりであり、そして明らかにひとりではない” 状態で佇む姿を描き、周囲に漂う幻影的な空気と、ヴァン・エッテンの声が持つ力の両方に取り憑かれているかのような印象を与える。
この夏、ツアーから戻って一息つき、家族に集中しようとしていたところに、Archers of Loaf や Crooked Fingers で知られる伝説的なエリック・バックマンからメールが届きました。深呼吸してそれを開き、曲を聴いた瞬間、時間を作ってでも関わるべきだと感じたんです。彼は仕事と生活のバランスに共感してくれて、私が彼の曲の中で自分の声を見つけるまで辛抱強く待ってくれました。
リモート録音は祝福でもあり、同時に呪いでもあります。自分のペースで自分の空間で作業できる一方で、誰かと“歌う”ためには特別な魔法が必要で、やはり同じ部屋で目を合わせるのが理想です……。それでも私は目を閉じ、何テイクも重ねていくつかのアイデアを彼に送り、あとは彼の好みに任せました――その結果、彼は本当に特別なものを作り上げてくれました。皆さんに楽しんでもらえたら嬉しいです。この作品に関われたことを光栄に思います。
– シャロン・ヴァン・エッテン
Mac McCaughan をフィーチャーした「Cold Waves」のMV公開!
ある日の午後、エリック・バックマンの息子が学校から、自分で描いた絵を束にして持ち帰ってきた。そのどれもが不気味なものだったという。「カラスや、大鎌を持った不吉な人物、墓石が描かれていた」とバックマンは振り返る。そのうちの一枚には、『Deth, Sweet Deth』と書かれていて、「その瞬間、すべてが腑に落ちた」。
『Swet Deth』は、Crooked Fingers 名義としては15年ぶりとなるバックマンのアルバムであり、そのイメージを軸に自然と形作られていった。確かに楽曲は“死”を題材にしているが、そこには甘さがあり、彼の歌詞には皮肉めいた温度が漂う。それは、さまざまな死と、そしてその後に続く人生を経験してきたからこそ生まれる感覚なのだ。Crooked Fingers という存在は、もともと定義が曖昧で流動的だ。これまで、どのアルバムも同じ音ではなく、スタジオでもツアーでも同じ編成が使われたことはない。
今回の楽曲群でも、自分では演奏できない楽器や、自分の音域では表現できないボーカルを必要とするパートが次々と現れたため、バックマンは自身のカタログの中でも過去最大規模でゲスト・ミュージシャンを迎えることになった。参加しているのは、シャロン・ヴァン・エッテン(「Haunted」)、The National のマット・バーニンガー(「From All Ways」)、Superchunk のマック・マッコーハン(「Cold Waves」)など。しかし、その前に彼が声をかけたのは、家族や友人、そして長年のコラボレーターたちだった。ジョン・ラウハウスはペダル・スティールを担当し、バックマンの妻である リズ・デュレットがボーカルで参加。さらに、ツアーバンドのメンバーである スカイラー・グダズ と エイヴリー・リー・ドラウト(Night Palace)もボーカルを提供している。
この曲集には、自由さがある。もしこのアルバムの主題が単なる “死” でしかなかったなら、ここにあるグルーヴやしなやかさは、楽曲に込められた苦悩や不安を裏切るものに感じられただろう。しかし実際に描かれているのは、死そのものではなく、その前と、その後に続くものだ。エリック・バックマンにとって、それは音楽家として、そして一人の人間としての成長だった。ジャケットに描かれた墓地から芽吹く木のように、『Swet Deth』は驚きに満ち、瑞々しい。陰鬱な風景の中に差し込む鮮烈な色彩であり、死の影における “生” の証明でもある。ある墓石には「RIP Eric Bachmann」と刻まれている。だが Crooked Fingers としての彼は、これまでで最も生き生きとしている。













