シカゴのポストロック・バンド Tortoise、9年ぶりのアルバム『Touch』を 10/24 リリース!

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シカゴのポストロック・バンド Tortoise、9年ぶりのニューアルバム『Touch』を 10/24 リリース!セカンドシングル「Layered Presence」を公開しました。2016年以来となる革新的グループ Tortoise(トータス)の新作アルバム『Touch』が、2025年10月24日にLP、CD、デジタル・ダウンロードでリリースされます。ストリーミング配信は11月11日開始予定。リリース元は International Anthem と Nonesuch Records です。先行シングル「Layered Presence」は現在配信中で、Mikel Patrick Avery が監督したミュージックビデオも公開されています。

セカンドシングル「Layered Presence」を公開!

本作『Touch』では、Jeff Parker、Dan Bitney、Douglas McCombs、John Herndon、John McEntire の5人が、Tortoise らしい集団作曲アプローチを発揮。少しアナーキーでありながら徹底して平等主義的なプロセスのもと、エゴではなくアイデアを優先し、抽象的かつ力強いサウンドを追求しています。

先行シングル「Organesson」を公開!

過去の名盤『Millions Now Living Will Never Die』(1996)や『TNT』(1998)で聴けた、黄昏時のようにねじれたジャズ・アンビエンスも散りばめられていますが、今作の最大の特徴は 大きな表現を恐れず取り入れている点。空力的に再構築されたクラウトロック、ハンドクラフト感あふれるテクノ・レイヴ、点描のようなスパゲッティ・ウェスタン風のファンファーレ——これらがトータス独自の内部ロジックで結びつき、魅惑的でありながら難解な「解くのではなく味わうべきパズル」として成立しています。

また、その多彩なスタイルは現在の活動形態を反映しています。メンバーのうち2人はロサンゼルス、1人はポートランド、残り2人が地元シカゴに拠点を置いており、90年代にロフトで共同生活しながら果てしない実験を続けていた頃からは大きく様変わりしました。本作は、ロサンゼルス、ポートランド、シカゴの3都市で録音され、5人が再びつながり、音楽を再活性化させる意図的な試みの成果といえます。

『Touch』は長い時間をかけて温められてきたリユニオンの結実です。2025年3月に先行して公開された「Oganesson」(ニューヨーク・タイムズ曰く「奇妙な拍子の7/4ファンクにスパイ映画風の雰囲気をまとった曲」)が本作に収録。彼らはその直後、越境型フェスティバル Big Ears のオープニング・ナイトでキャリア横断的なパフォーマンスを披露しました。その後、Saul Williams(詩人・活動家)、Heba Kadry(著名マスタリング・エンジニア)、Patrick Carney(The Black Keys のドラマー)、Broken Social Scene、Makaya McCraven(International Anthem所属)といった面々によるリミックスEP『Oganesson Remixes』をリリースしています。

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