カナダのロックバンド The Beaches、NPR Music の人気企画 Tiny Desk Concert に出演したパフォーマンス映像が公開!

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カナダのロックバンド The Beaches、NPR Music の人気企画 Tiny Desk Concert に出演したパフォーマンス映像が公開!トロントのバンド The Beaches は、2025年でもっとも活気に満ちたアルバムのひとつ『No Hard Feelings』を8月下旬にリリースした。ニューウェーブの影響を受けたポップ・ロックの楽曲群は――最悪な恋、クィアな恋、最悪なクィアな恋、そして「良いパーティーは絶対に終わらせない」という強い信念のもと築かれる人生について歌っている。もしこのアルバムが6月のプライド月間に出ていたなら、その反抗的な喜びを彩る完璧なサウンドトラックになっていただろう。だが、日がどんどん短くなる今こそ、世界がこれらの曲を必要としている、と彼女たちはわかっていたのかもしれない。

NPR Music の中では、2023年に「Blame Brett」がその年でもっとも抗いがたく、引用されまくった名曲のひとつになって以来、The Beaches を Tiny Desk に呼ぼうという動きが進んでいた。だからこそ、2年後の今、彼女たちがその曲でセットを開いたのはとてもふさわしい。今回の5曲のセットリストは、2023年の『Blame My Ex』と『No Hard Feelings』から選ばれている。

特に新曲たちは、The Beaches の音楽的幅広さと、ボーカル Jordan Miller のパワフルな歌声を存分に示している。なかでも、じわじわ盛り上がるライター掲げ系バラード「Lesbian of the Year」ではその魅力が際立つ。(この曲は、バンドのマルチ奏者 Leandra Earl のカミングアウトの歩みから生まれたもので、彼女は記念の金色の星型トロフィーを Tiny Desk の棚に置いていったそうだ。)

『No Hard Feelings』には2025年でもっとも尖ってキャッチーなアンセムが多く収録されており、そのうちの2曲が今回の Tiny Desk でも魔法のような効果を生んでいる。沈鬱なバンガー「Can I Call You in the Morning?」、そして「Last Girls at the Party」。後者は、きっとバンドが存在する限りライブを締めくくる運命の曲だろう。歌詞は「長居しすぎ」を称える内容かもしれないが、このパフォーマンスが示すように、彼女たちが歓迎されなくなることなんてないのだ。

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