The Libertines、フランスのフェス Nuits de Fourvière 2025 に出演したフルライブ映像が公開!

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ロック界の伝説として20年以上にわたり活躍してきた The Libertines(ザ・リバティーンズ)が、最新アルバム『All Quiet on the Eastern Esplanade』のリリースを記念し、リヨンの古代劇場テアトル・アンティーク・ド・フルヴィエールという特別な舞台で公演を行いました。

2000年代初頭、The Libertines という名のハリケーンがイギリスのロックシーンを席巻しました。ギターの轟音と刹那的な詩情の裏には、ピート・ドハーティとカール・バラーによる灼熱のデュオがあり、その姿はまるでザ・クラッシュの遺伝子を受け継いだロマンティシズムの化身のようでした。

2002年のデビュー作『Up the Bracket』は、その後の怒涛のディスコグラフィーの幕開けとなり、The Libertines は鋭利なメロディと自由な精神に満ちた楽曲で、批評家からも一般リスナーからも熱狂的な支持を集めました。

しかし The Libertines の歴史は、解散と再結成、そしてそれぞれのサイドプロジェクト(Babyshambles、Dirty Pretty Things)といった波乱の連続でもあります。それでもなお、意外にも彼らは今も変わらず活動を続けているのです。もしかすると以前よりも穏やかに、けれど確実にインスピレーションに満ちて。

2024年にリリースされた4作目のアルバム『All Quiet on the Eastern Esplanade』は、太陽のように明るいギターサウンドと、かつての鋭い言葉がよみがえった作品として、バンドの復活を高らかに告げています。

そして今回、荘厳なテアトル・アンティーク・ド・フルヴィエールのステージで、ピート・ドハーティとカール・バラーによる数々のアンセムが、初期からのファンの情熱に再び火をつけ、新たにバンドを知る観客にも “美しき混沌” という The Libertines の真髄を伝える一夜となりました。

このライブは、2025年7月10日、フランス・リヨンで開催された音楽祭 Les Nuits de Fourvière にて収録されました。

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