カナダのソフトロック・バンド TOPS、ニューアルバム『Bury the Key』を 8/22 リリース!

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Bury the Key

カナダのソフトロック・バンド TOPS、ニューアルバム『Bury the Key』を Ghostly International から 8/22 リリース!ニューシングル「Chlorine」を公開しました。TOPS は、David Carriere、Jane Penny、Marta Cikojevic、Riley Fleck からなるモントリオール出身のバンドで、2020年以来のフルアルバム『Bury the Key』をリリースする。このアルバムは、彼らの洗練されたメロディックな才能を示しつつ、新たな音楽的挑戦を試みています。

ニューシングル「Chlorine」を公開!

『Bury the Key』では、幸福、快楽、自己破壊といったテーマに向き合い、これまで閉じ込めていた感情を解放しています。楽曲はフィクションのキャラクターを通じて描かれていますが、バンド内外の親密さ、有害な行動、薬物使用、終末的な不安など、個人的な観察からインスピレーションを得ています。Jane Penny のボーカルは、静かな語り口ながらも幅広い表現力を持ち、Men I Trust や Clairo といった現代のアーティストにも影響を与えています。彼女と Carriere の共作による楽曲は、以前の自分自身を振り返りながら、成熟した視点で描かれています。

先行シングル「ICU2」のMV公開!

アルバムの制作は、2023年冬に始まり、バンドのスタジオでの自由なセッションを通じて進められました。例えば、「Wheels At Night」では、最初は未亡人のキャラクターを想定していましたが、最終的には普遍的な喪失感をテーマにした別れの歌となりました。アルバム中盤の「Annihilation」では、ドラムから曲作りを始めるという非伝統的な手法が採用され、急速なハイハットや4つ打ちのビートが特徴的です。この曲は、坂本龍一やシネイド・オコナーの死後に書かれ、文化的神話へのオマージュとなっています。

「Chlorine」は、毒性、化学物質に満ちたウォーターパークのノスタルジー、不健康なバーでの夜の快適さを交差させた「空虚な愛」のバラードです。Penny は、「私たちが成長する過程で経験すること、自己を満たす方法は、同時に私たちを破壊するものでもある」と述べています。TOPS は、世界中をツアーし、主要なフェスティバルから小さな会場まで幅広く活動してきました。彼らの成功は、努力だけでなく、メンバー間の化学反応と音楽的センスにも支えられています。Fleetwood Mac や Steely Dan、China Crisis、Prefab Sprout、Francoise Hardy、Missing Persons、Everything But the Girl といったアーティストから影響を受けています。

『Bury the Key』は、TOPS がこれまで築いてきたソフィスティポップのスタイルに、より鋭いエッジを加えた作品であり、バンドの進化と成熟を示しています。彼らの音楽は、人生の複雑な喜びや痛みを描き出し、現代のポップミュージックにおいて重要な位置を占めています。

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