ドイツの電子音楽家 Asmus Tietchens & Miki Yui、コラボ・アルバム『NEUES BOOT』をリリース!

Asmus Tietchens

ドイツの電子音楽家 Asmus Tietchens (アスムス・ティーチェンス) と美術家/音楽家 Miki Yui (ミキ・ユイ) が、Asmus Tietchens & Miki Yui 名義のコラボレーションアルバム『NEUES BOOT』をリリース!1970年代後半からドイツのアヴァンギャルドな音楽シーンに絶大な影響与え続けてきたハンブルグ在住の Asmus Tietchens と、デュッセルドルフを拠点に独自のエレクトロ・アコースティックサウンドを発信する美術家/音楽家 Miki Yui。彼らの初のコラボレーションアルバム『NEUES BOOT』が5月15日にリリースされた。リリース元は To Rococo Rot のメンバーの Stefan Schneider が主宰するレーベル TAL。ハンブルグとデュッセルドルフのそれぞれのスタジオの間でファイルのやりとりを重ねながら制作され、繊細でポエティックな楽曲が詰まった一枚となっている。

『NEUES BOOT』ストリーミング

TALのシュテファン・シュナイダーから、ティーチェンスとユイのアルバムを出したいと打診され、直ぐにコラボレーションのアイディアが浮かんだんだ。それぞれお互いの音楽を知っていて、音に真摯に向かう姿勢に通じ合うものを感じていた。各自のスタジオからファイルをやりとりして、その音の持つ音色を最大限に活かすよう必要最低限のトリートメントを施し、音の持つ繊細な感覚の核心へと意図的に音色を削ってゆくことで、このNEUES BOOTは造られた。私は何も足さずに、ミキから受け取った音源のみを使って、その時空間を変化させることだけに集中した。まさに一つ一つの音の持つ時空間の錬金術からなるアルバムだ。当初から、NEUES BOOTというアルバム名を燈にしてコラボレーションを進めてきたが、制作中は二人ともこの新しい船がどこへ向かってゆくのかはわからなかった。数ヶ月の造船過程を経て新しい船が完成した。さあ、新しい水平線へと出航だ。アホイ! – アスムス・ティーチェンス

このアルバム名と曲名は、アスムスとの会話からヒントを得たものです。コンサートの後に、アスムスが語ってくれた香道(日本で平安時代に始まった香りを鑑賞する芸道)の話から、お香の名前が季節や自然現象から発したものが多いことを思い出し、例えば冬の終わりを微かな香りで告げる『梅林』、それは私に俳句の季語を想起させた。移ろいゆく自然から立ち上る詩情が、私たちの音楽を表わすようで、季語から曲名を選ぶことにしました。新しい船が季節を通し様々な景色の中へと探索してゆくかのように。そしてアルバムが完成して曲順も決まってから気づいたら、並んだ曲名がまた一つの詩になっていたのでした。 – ミキ・ユイ