Brian Eno 革新的音楽アプリ『Bloom』の10周年記念バージョン『Bloom: 10 Worlds』のリリースを発表!

記事には広告を含む

Brian Eno

Brian Eno (ブライアン・イーノ)、革新的音楽アプリ『Bloom』の10周年記念バージョン『Bloom: 10 Worlds』を 12/7 リリースを発表!予約受付は本日よりスタート。巨匠ブライアン・イーノが、ミュージシャン兼ソフトウェア・デザイナーのピーター・チルヴァースと共同制作した音楽アプリ『Bloom: 10 Worlds』を発表した。こちらの最新アプリは、これまでに高い評価を受けてきた音楽アプリ『Bloom』の10周年記念バージョンとなり、新たな機能を搭載し、操作性はさらにシンプルさを追求、またiPhoneやiPadのiOSに加え、初めてAndroid 端末対応となる。発売日は12月7日 (金) で、本日より予約が開始される。

Brian Eno

2008年に提供開始された『Bloom』は、アプリの分野で未知の領域を開拓した革新的なアプリとして知られる。操作には音楽的な能力や技術を必要とせず、誰でも簡単に音楽を作ることができる。ユーザーはスクリーンをタップするだけで、『Bloom』の持つ楽器、作曲、アートワークなどのコントロール機能によって創造力豊かで、複雑かつ精巧なパターンやユニークなメロディーを作ることが可能となった。

今回リリースされた『Bloom: 10 Worlds』は、オリジナル版をベースとしつつ、単なるアップデート版ではなく、新しいアプリとして完成している。『Bloom』の新たな方向性に触れることができる10の新たな “World” を通じて、さらに豊かになった音と映像のパレットを体験することができる。最初の “World” は、いくつも現れる円をユーザーがタップするというもので、オリジナル版に似ている一方、さらに“World” を進んでいくにつれて音、形、色、動き方それぞれの法則に新たな組み合わせが加わっていく。

『Bloom』は、終わりを知らないミュージック・マシーンであり、21世紀のミュージック・ボックスだ。ユーザーはそれを使って演奏することもでき、またそれ自身が演奏するのを鑑賞することもできる
ブライアン・イーノ

オリジナル版『Bloom』へのメディアからの反響

初期のiPhoneのアプリは、どれも冴えないものばかりだった。そこへ『Bloom』が登場した。何か特別なことが起こったのだと、すぐにはっきり分かった。このアプリは芸術性から見ても興味深い ― 技術と音楽との関係を考え直させるものだった。このアプリはiPhoneの音楽アプリの水準を引き上げた
– Gizmodo

眠りを誘うようで、笑えるくらいクセになる
– The Guardian

iPhoneでできる新たなリラックス方法
– WIRED

ミュージシャンであり、プロデューサーであり、映像作家であり、思想家であり、活動家でもあるブライアン・イーノは、ロキシー・ミュージックの創設メンバーとして世界的に活躍するようになり、やがて先駆的で影響力のあるソロアルバムを次々にリリースした。その中には、先日リイシューされたばかりの『Discreet Music』や、『Music For Films』、『Music For Airports』、『On Land』が含まれる。また彼は、デヴィッド・ボウイや、トーキング・ヘッズ、ディーヴォ、ローリー・アンダーソン、コールドプレイらの独創的なアルバムを制作し、ジョン・ケイル、デヴィッド・バーン、グレイス・ジョーンズ、ジェイムス・ブレイクを含む、数多くのアーティストとコラボレートし、レコーディングを行っている。同様に注目すべきなのは、イーノが、光と動画を用いた映像的な企画でも高い評価を得ていることだ。それらは、現代美術の展覧会であるヴェネツィア・ビエンナーレや、サンクトペテルブルクにあるロシア美術館マーブル・パレス、北京の日壇公園や、シドニー・オペラハウスなど、世界中で披露されている。

イーノが、ミュージシャンかつソフトウェアデザイナーでもあるピーター・チルヴァースとコラボレートするようになったのは、ウィル・ライトの制作したコンピューター・ゲーム『Spore』からである。これをきっかけに、両者は急速にジェネレイティヴ・ミュージックについての興味を分かち合うようになり、2008年に『Bloom』の原型を作った。それからの10年の間に、彼らはこの分野でさらなる実験的な試みを続け、『Trope』、『Scape』、『Reflection』といったアプリを発表。その間チルヴァースは、イーノの携わる他の様々なプロジェクトについても、技術的あるいは専門的なアドバイザーになった。世界中で披露しされた、マルチチャンネル・スピーカーを使った一連のインスタレーションは、2016年にリリースされたアルバム『The Ship』の土台になっている。そして、2018年アムステルダムで、オーディオビジュアル・インスタレーションである『Bloom: Open Space』が初演された。

イーノとの仕事に加えて、チルヴァースは〈The Burning Shed〉というレーベルとオンライン・ストアを共同設立し、キーボード及びミュージカル・ディレクターとして、アンダーワールドのカール・ハイドとともにツアーを行い、インストゥルメンタルのアルバムを録音し、ヴォーカリスト、ティム・ボウネスとコラボレートしている。

本日より http://generativemusic.com/ にて先行予約開始!

■『Bloom: 10 Worlds』アプリ概要
対応端末:iOS・アンドロイド端末
先行予約価格:600円 
通常価格:960円

Music For Installations
Music For Installations

posted with amazlet at 18.11.30
UMC (Universal Music Catalogue) (2018-05-04)
売り上げランキング: 31,462