NYのロックバンド Interpol、ニューアルバム『Marauder』をリリース!

2018.06.08

Interpol

Photo by Jamie James Medina

NY出身のロックバンド Interpol (インターポール) が待望のニューアルバム『Marauder』を Matador Records から 8/24 リリース決定!先行シングル「The Rover」のミュージックビデオ公開しました。11月には、13年ぶりとなる単独公演も決定!デビュー作『TURN ON THE BRIGHT LIGHTS』の再現ライヴに加え新曲を含むグレイテスト・ヒッツを披露する2部構成のスペシャル・ライヴは必見!2000年代のニューヨーク・ロック黄金時代を牽引したカリスマ・バンド、インターポール。2002年に『Turn on the Bright Lights』で鮮烈なデビューを飾ると、数々の名作を世に出しながら成長を続け、00年代ポスト・パンク・リバイバル・ムーヴメントの旗手としてシーンに登場してから現在まで、世界各地で圧倒的な人気を誇る彼らからついに待望の最新アルバムが到着!前作『El Pintor』から4年ぶり6枚目となるニュー・アルバム『Marauder』を8月にリリースする。

先行シングル「The Rover」のMV公開!

公開されたビデオは、6月にメキシコシティで撮影された。慌ただしい日程でメキシコを訪れていたインターポールのメンバーは、現地でニューアルバムの制作を発表する記者会見を行い、その様子をライブストリーミングで中継した。ところがその途中で、エボン・モス・バクラック(ドラマシリーズ『ガールズ』、『ザ・パニッシャー』等に出演)演じる謎めいた人物の乱入によって会見は一時中断され、ファンとメディア両方の関心を惹いた。そして本日、ジェラルド・ナランジョ(ドラマシリーズ『ナルコズ』、『ザ・ブリッジ』等を監督)が監督したこのビデオによって、その謎がようやく解き明かされた。ビデオ中では、この捕らえどころのないカルト的登場人物(彼自身が「流浪者(The Rover)」である)に関するさらなる背景情報が提示されており、ドキュメンタリーなのか、熱に浮かされて見る夢なのか、その境界を曖昧にするように幻覚と快楽に満ちた旅のカットを組み合わせた目のくらむような演出がなされ、男は「ロス・ロコス」と称する若き信奉者たちを引き連れて、メキシコシティを含む連邦区の脈打つ都市を文字通り流浪(Rove)している。

「The Rover」のビデオは、前日譚のようなものだと捉えている。歌の中で描かれている人物の素性を描き、カルト集団の指導者の誕生を物語るものだ。俺たちの前に現れるとき、彼はどこか錯乱している。彼は瀬戸際に立つ人間で、大きな重圧に晒されたアーティストであり、自身の存在への失望に苛まれている。言うなれば、幻覚剤を使って取り乱したヒッピーのようなものだ。ビデオの最後、彼は会見を妨害をして、インターポールに「復讐」を果たす。俺の頭を掴む…..俺を救うために?許すために? あるいは単に自分が新たに自立したことを、姿を変えた蝶のように、誇示しているのかもしれない。
ー ポール・バンクス

収録曲「Number 10」の試聴が開始!

収録曲「If You Really Love Nothing」のMV公開!

ここ数日バンドのSNSから、メキシコ・シティで何かが起こることを感じさせる様々な画像が発信され話題となっていたが、ファンの期待通り、ついに最新作が届けれた。昨日メキシコ・シティの街中に、突如巨大な壁画が登場し、その数時間後に現地で大掛かりなアルバム発表記者会見が行われた。その模様は世界中に生中継され、アーカイヴが以下のリンクから見ることができる。また、すでに発表されていたニューヨーク公演やザ・キュアーと共演するロンドン公演に続く、ワールドツアーの日程第一弾も発表され、実に13年ぶりとなる単独来日公演も決定!歴史的名盤『Turn on the Bright Lights』の再現ライヴに加え、最新アルバムからの新曲を含むグレイテスト・ヒッツを披露する2部構成のスペシャル・ライヴになる予定だ。

バンドが今作にかけた熱量の大きさは、レコーディング初期の逸話からも伺える。2017年、ポール・バンクス、ダニエル・ケスラー、サム・フォガリーノが、マンハッタンにあるヤー・ヤー・ヤーズのリハーサル・スペースで新作の制作に取り掛かっていた。まだ初期段階だったのにも関わらず、彼ら『Marauder』がすでにモンスター級の衝撃作になることを予感していたという。サムがキックドラムを破壊してしまったというエピソードも、セッションの猛烈さを物語っている。そして、そのあまりにも大きな熱量と大音量から、近隣の住民は警察に通報、警察の手によりバンドは、練習会場から追い出されてしまった。

昨年バンドは『Turn on the Bright Lights』を再現した15周年記念ツアーの大成功を収めた。それを目の当たりにしたファンがその余韻に浸ったりしている間、メンバーは静かに(もとい大音量で)、単なるカルチャーと時代の一欠片にならないような強力な最新アルバムの制作に励んできた。その結果こそが本作『Marauder』である。また特筆すべき点として、本作では2007年の『Our Love to Admire』以来初めて、プロデューサーを起用。マーキュリー・レヴのメンバーでもあり、フレーミング・リップス、MGMT、スプーン、モグワイなど、数多の超一流バンドを手がけて来たことで知られるデイヴ・フリッドマンが迎えられた。さらにリードボーカルのポールが、今回初めてベーシストとしても活躍している。

アルバムのアートワークに写っているのは、司法長官エリオット・リチャードソンである。ニクソン大統領は、疑惑が高まっていたウォーターゲート事件の捜査を進めていた特別検察官アーチボルド・コックスを解任するようリチャードソンに命じたが、彼はこの命令を拒絶し辞職した。絶縁され孤立した佇まいで写るリチャードソンは、無機質な部屋で人々の監視に曝されている。”正直であるからこそ、責任を取らされる”。歌詞やアートワークについてポールはこう語る。報いに対する感情は、本作とは切り離せない重要なテーマのひとつなのである。

ポールは今までの人生において様々なキャラクターを体験し、それらの影がアルバムから顔を覗かせる。それは「Now You See Me at Work, Dear」の好奇心旺盛なナレーターであり、「Flight of Fancy」で恋人との関係を悔やみながら振り返る人物であり、「The Rover」の中心にある、民衆を煽りたて、トラブルを引き寄せるキャラクターだったりするが、それらは全てポールの過去〜現在〜未来における魅力的な軌跡であり、作品を通じて紡がれていくのである。

『Marauder(略奪者・襲撃者)』は俺の一部だ。友情関係をめちゃくちゃにして、クレイジーなことをやってしまう奴。俺は奴にたくさんのことを教わったが、奴のペルソナは曲で生きていてもらうのがベストだ。このアルバムはある意味、奴に名前を与え、寝かしつけたようなものなんだよ。
– Paul Banks

アルバム『Marauder』の全曲試聴が開始!

米のTV番組 The Late Show with Stephen Colbert に出演した「The Rover」のパフォーマンス映像が公開!

Interpol “Turn on the Bright Lights” special show

東京 11月6日 (火) マイナビBLITZ赤坂
OPEN 18:30/ START 19:30
TICKET:1F スタンディング \7,5002F 指定 \8,000 (税込/別途1 ドリンク) ※未就学児入場不可
一般プレイガイド発売日:6/23 (土)
<問>クリエイティブマン 03-3499-6669
企画・制作・招聘:クリエイティブマン 協力:BEATINK

Marauder [解説・歌詞対訳 / ボーナス・トラック1曲収録 / 国内盤] (OLE11243)
INTERPOL インターポール
BEAT RECORDS / MATADOR RECORDS (2018-08-24)
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