NYブルックリンを拠点に活動する25歳のギタリスト/ソングライター Mei Semones、新作EP『Kurage』を Bayonet Records から 4/10 リリース!Liana Flores をフィーチャーした先行シングル「Koneko」のミュージックビデオを公開しました。Mei Semones のような存在は他にいない。ジャズ、ボサノヴァ、インディ・ポップを自在に融合させる彼女は、Pigeons & Planes、The FADER、ニューヨーク・タイムズなどから「注目すべきアーティスト」に選ばれてきた。多作で勢いのある新星である Semones は、2025年5月にデビュー・アルバム『Animaru』をリリースし、その後同年秋に「Kurayami」「Get used to it」を発表している。
彼女のソングライティングには、絡み合った複雑さを内包しながらも、不思議な軽やかさと自然体の心地よさがある。知的でありながら、浮遊感と親しみやすさを兼ね備えたその音楽は、Semones がギターという表現に注いできた規律と献身の証だ。ジャズからボサノヴァ、数学的なフレーズ、時にグランジ寄りのフックへと揺れ動くギターライン、英語と日本語を行き交う歌詞――そのすべてが溶け合っている。Mei Semones の楽曲を聴く体験は、曲が進むごとに驚きと喜びをもたらし、真に唯一無二のメロディ感覚を持つアーティストに出会ったという実感を与えてくれる。
新たなコラボレーションEP『Kurage』では、Semones の音楽世界がさらに広がり、人間関係や場所を軸にした3曲の新曲が提示される。2025年秋、目まぐるしい国際ツアーの合間を縫って録音された本作は、いずれの曲も「場所」と「人」にしっかりと根ざしている。「Koneko(子猫)」では、イギリス系ブラジル人のシンガーソングライター/ギタリストである友人 Liana Flores と、ロンドンの名門スタジオ Strongroom Studio でデュエットを披露。きらびやかで混沌としたロンドンで共に過ごした時間と、2人の関係性へのオマージュとして、英語・ポルトガル語・日本語が織り交ぜられた、遊び心と甘さに満ちた楽曲となっている。
一方「Tooth Fairy」は、より穏やかな展開で、長年のコラボレーターである John Roseboro との友情を描く。ニューヨークのFigure 8 Recording で録音され、地下鉄で歯を失うといういかにもニューヨークらしい偶然の出来事をきっかけに、グリーンポイントで再会した2人のエピソードが、長年の友情だからこそ生まれる肩の力の抜けたユーモアで語られる。「Koneko」と「Tooth Fairy」はいずれも、フルバンド編成による高揚感あふれるテクニカラーなボサ・ジャズ作品で、ベースの Noam Tanzer、ドラムの Ransom McCafferty、ヴァイオリンの Claudius Agrippa、ヴィオラの Noah Leong という結束の強いメンバーが、その充実した演奏力を存分に発揮している。
EPのラストを飾る表題曲「Kurage」は、より内省的で抑制された一曲。ミシガン州アナーバーにある Solid Soundで 録音され、昼は化学エンジニア、夜はユーフォニアム奏者という父・Don Semones とのデュエットで、彼にとっては初のスタジオ録音作品でもある。これまでで最も削ぎ落とされたSemones作品と言えるが、タイトル曲としてこれほどふさわしいものはない。なぜなら、どれほど多層的な楽曲の核心にも、結局は Mei と彼女のギター、そしてそこから生まれる歌があるからだ。Semones のきらめくカタログ全体の基盤にあるのは、その満ち足りた孤独と、創造と表現に対する静かな自信――浮遊するかのような、限りなく軽やかな感覚なのだ。













