David Byrne (デヴィッド・バーン)、NPR Music の人気企画 Tiny Desk Concert に出演したパフォーマンス映像が公開!David Byrne には、数多くのミュージシャンを従え、高度な振付や珍しい楽器を用いた、壮大なライブ演出を行ってきた長い歴史があります。その彼が、チェロ、サックス、マリンバからブラジルのティンバウやザブンバ、さらにはギターやキーボードに至るまで、十数名もの演奏者を Tiny Desk に連れて来たいと言っていると聞いたとき、正直、「本当にこの空間に入るのだろうか?」と疑っていました。
ところが、最新アルバム『Who Is The Sky?』を携えた今回のツアーは、およそ 10×11 フィートの Tiny Desk の空間にもぴったり収まるような設計になっていました。普段は広いステージに配置される編成ですが、このツアーのセットはほとんど何もないシンプルな構成で、ケーブルもアンプも使わず、アーティストたちはマーチングバンドのように 身に着けたり抱えて演奏できるコンパクトな特注楽器を使うため、動きやすくなっているのです。
実際に集合してみるとギュッと詰まった空間にはなりましたが、バーンとバンドは鮮やかな青のスーツを揃って身にまとい、Desk の背後に見事に収まりました。演奏はまず、新作から高揚感あふれる 「Everybody Laughs」 と 「Don’t Be Like That」 の2曲でスタート。
続いて、トーキング・ヘッズ時代の曲として、1988年作『Naked』収録の 「(Nothing But) Flowers」、そして1979年『Fear of Music』の名曲 「Life During Wartime」 を圧巻のパフォーマンスで披露しました。Tiny Desk にとっても “夢が叶った” と言える特別なパフォーマンスでした。ライブ後、メンバーやスタッフが散っていく中、バーンはレンタル自転車にまたがり、秋の午後の美しいワシントンD.C.をひとりで走り抜けていきました。













