PinkPantheress、NPR Music の人気企画 Tiny Desk Concert に登場!

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ロンドンの PinkPantheress、NPR Music の人気企画 Tiny Desk Concert に出演したパフォーマンス映像が公開!自他ともに認める “常時オンライン” な人間(私もその一人)にとって、PinkPantheress の世界はすべてだ。目を閉じれば、彼女のつややかな声と Y2K ノスタルジアが心を落ち着かせてくれる。前髪にロッドを一本だけ巻き、どこへ行くにも手放さないハンドバッグを携えた彼女は、私たちのサウンドトラックであり、ビジョンボードであり、道しるべになっている。

今回のセットで、このかつて匿名を貫いていたダンスポップ・スターは、これまでの電子的なサウンドを脱ぎ捨てる。私たちの大きな喜びに、彼女の声は相変わらず艶やかで、その存在感も新たなアレンジの中で同じように魅惑的だ。おなじみのタータン(おそろいのティーポット付き)を身にまとい、バンド編成でサウンドは広がり、「Girl Like Me」のグリッチの効いたサンプルはよりヘヴィなギター・リフへと置き換えられる。「Pain」や「Illegal」など、私たちが求めてやまない瞬間は、より柔らかくジャジーなものへと形作られる。

彼女は演奏の最中、目の前に並んだ楽器をさりげなく渡り歩く——ここではハーモニカ、あちらではカウベル、そして時折チャイムも。コメディのタイミングは無表情(デッドパン)なのに正確無比——ファンが彼女のデジタル上の足跡に執着する理由を思い出させてくれる。アーティストが Desk で私たちと共に自分のディスコグラフィーを再構築してくれるのは、いつだって贈り物だ。PinkPantheress はこの挑戦に果敢に飛び込みつつ、その磁力のようなオーラを保ち続ける——だからこそ、私たちはいまだに目を離せないのだ。

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