アイルランドのオルタナロック・バンド NewDad、新体制後初となる新作EP『Safe』をリリース!

2025.05.02

アイルランドのオルタナロック・バンド NewDad、新体制後初となる新作EP『Safe』を 5/2 リリース!『Safe』は、ファンがバンドに求めるまさにそのもの──つまり、彼らの核となるシューゲイズ/ドリーム・ポップ・サウンドが、新たな自信と共に高められ、フックの巧みなコントロール、さらには Pavement や Sonic Youth といったより広範な音楽的影響も感じさせる仕上がりとなっている。簡単に言えば、浮遊感ある要素はこれまで以上に魅惑的で、visceral(本能的・感覚的)な瞬間はより選び抜かれ、ダイナミックに響くが、それでもしっかりと衝撃を与えてくれる。そして何より、楽曲そのものが前作『Madra』から一歩進んだ洗練を感じさせる。

リードシングルの「Entertainer」は、彼らの成長を象徴している。ジュリーのボーカルは、まるで架空の友人との会話のように滑らかで、彼女のスラッカー・ロック的な節回し、歪んだギターの突き刺すようなサウンド、不穏なシンセの装飾、そして広がりのある空間から獰猛な一撃へと変化するドラム──それらすべてが聴く者の心に残り、離れない。

この曲は、他人が思い描く“あるべき自分像”に合わせようとすることについて書いたの。最近ようやく、自分にとって心地よいことをやればいいんだって気づいたの。

とジュリーは語る。実際、このEP全体は同じような内省的な葛藤をテーマにしている──人に好かれたい気持ちと、自分自身のために立ち上がること。成功が思いもよらない新たな課題をもたらし、しばしば圧倒されるようなロンドンでの新生活に適応していくこと。しかし音楽的には、NewDad が想像することをすべて、ワクワクするかたちで実現できることを示している。

『Safe』ストリーミング

その特質は、タイトル曲が激しいクライマックスへと噴き上がる瞬間にも表れている。フィアクラのお気に入りである『Puzzle』が、ノーマン・メイラーの『死刑執行人の歌』に触発された歌詞とともに、酔ったようなグランジのワルツへと変貌する時にも。そして特に顕著なのが、『Be Kind』での感動的なストリングス・アレンジだ──以前ならシンセで代用していたところだとショーンは語る。ジュリーは言う。

本当に感動した。音楽教育なんて受けたことのない、ゴールウェイ出身のただの若者たちの私たちに、素晴らしいミュージシャンたちがやって来て、私たちがお願いしたことを演奏してくれた。とても感謝しているの。

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