Dirty Projectors、シリーズ第4弾となる新作EP『Earth Crisis』をリリース!

2020.10.02

NYブルックリンのアーティスト、デイヴ・ロングストレスを中心とするエクスペリメンタル・バンド Dirty Projectors、5作連続リリースのシリーズ第4弾EP『Earth Crisis』を 10/1 リリース!イザイア・サクソンが手がけたEPのショートフィルムを公開しました。映画はEPの楽曲をメドレーでミックスしたもので、北極の大自然の中で孤独に生きる老婆の悲痛な物語を描いている。本作ではメンバーの Kristin Slipp がボーカルを担当しています。

EP『Earth Crisis』ストリーミング

今回のEP『Earth Crisis』の始まりは13年前にまで遡る。2007年、ダーティー・プロジェクターズはブラック・フラッグの代表的なアルバム『Damaged』 (1981)を再構築した作品『Rise Above』をリリースした。アルバムリリース後もデイヴは、『Rise Above』にオーケストラ用のアレンジを施し、制作を続けていた。そして、2008年2月には、ニューヨークのアヴァンミュージックの重鎮サム・ヒルマーが指揮を執り、クリス・テイラー(グリズリー・ベア)がブルックリンの教会でそのアレンジをレコーディングしたという。その直後、ツアーや『Bitte Orca』の制作が始まったことでそのオーケストラ作品を最後まで完成させることができなかったようが、昨年古いハードドライブからその失われた録音を発見したデイヴは、それを素材に再加工し、新しいヴォーカル、メロディーを加えたオーケストラ・コラージュを再構築を行い、ようやく完成に至った。『Earth Crisis』というタイトルは昔の素材を再利用するという音楽制作プロセスのメタファーから生まれたもので、そのタイトルは同名の伝説のハードコアバンドと偶然にも重なっている。

ダーティー・プロジェクターズ最新アルバム『5EPs』は、11月20日 (金) に世界同時リリース!国内盤CDには、ボーナストラック4曲が追加収録され、歌詞対訳と解説書が封入される。また、輸入盤2LPは通常のブラック・ヴァイナルに加えて、クリア・ヴァイナルも発売される。

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