ベルリンを拠点に活動する Kyson、ニューアルバムをリリース!

記事には広告を含む

収録曲「Calibrate」のMV公開!

2020.01.17

Kyson

オーストラリア出身現在ベルリンを拠点に活動している Jian Kellett Liew によるソロ・プロジェクト、Kyson がニューアルバム『Kyson』を 1/17 リリース!開花した才能、ソングライター〜ポップ・マエストロとしての進化/深化が窺える黄昏のエレクトロ・アコースティック・アンビエント・フォーク。Bon Iver や James Blake を彷彿とさせるたおやかな歌唱と、Arthur Russell や Bibio を彷彿とさせる実験的なエレクトロ・アコースティックが融合した、哀愁に満ちたアンビエント・フォーク。Kings of Convenience〜Jose Gonzalez〜Prefab Sprout などにも通ずるマイルドなサウンドは必聴。

収録曲「One And Other」の試聴が開始!

Shlomo などもリリースしているLAのビート・ミュージックの名門レーベル Friends of Friends からリリースしたファースト・フル・アルバム『The Water’s Way』は、先鋭的なビート・ミュージックとオルタナティヴR&Bが融合したエレクトロニック・サウンドで、ポスト James Blake 的な存在として注目を集めた。その後ノンビートのアンビエント・フォーク作『A Book Of Flying』をリリース。2018年にB3SCIへと移籍し、EP『Every High』を発表。そして今回リリースとなる『Kyson』は4年ぶりのサード・アルバムにしてセルフ・タイトル作である。セカンド『A Book Of Flying』から自らのヴォーカルをフィーチャーし始めていたが、本作では全面に押し出され、その歌心が覚醒し、ポップ・マエストロとしてのニューフェーズを感じさせる。

制作の過程で、私には少し健康上の問題があり、その結果、6ヶ月間に及ぶ薬の摂取を余儀なくされました。幸運なことに治療は成功し、クリアでポジティブ、そしてとても印象的な美しい瞬間を感じました。それを回顧して、一見暗くて奇妙で、予想外であった期間の後、自分の心と体が再びクリアになり、美しい繋がりを感じることができるという概念を表現したかったのです。自然の中での瞬間と人間としての感情や感動との間に会話や関係を作りたいと思っています。それらは深い繋がりがあると思います ー Kyson

という転機もあったようで、そのサウンドは変化をみせており、元々エレクトロニックなサウンドをメインにしていたが、本作では持ち前のシャーマニックなシンセのレイヤーに基軸にシンプルながらツボを突いたドラム、ギター、ベース、時折ホーンなど、アコースティックな楽器を巧みに織り交ぜながら自身のたおやかなヴォーカリゼーション/コーラス・ワークを浮遊させ、まろやかでメロディアスでありながら、どこか神秘的でヒプノティックな世界観を構築している。Bon Iver(KysosnはかつてBon Iverのリミックス・コンテストのウィナーになっている)やJames Blakeを彷彿とさせるたおやかな歌唱と、Arthur RussellやBibioを彷彿とさせる実験的なエレクトロ・アコースティックが融合した哀愁に満ちたアンビエント・フォーク。Kings of Convenience〜Jose Gonzalez〜Prefab Sproutなどにも通ずる世界観は日常を鮮やかに彩る。ソングライターとしての着実な進化/深化が窺える快作。

アルバム『Kyson』ストリーミング

■リリース情報
Artist: Kyson
Title: Kyson
Cat#: ARTPL-124
Format: CD / Digital
※日本のみでCDリリース
※解説・歌詞・対訳付き
※正方形紙ジャケット仕様
Release Date: January 17, 2020
Price(CD): 2,200yen + 税

tracklist:
01. Last Moon
02. One And Other
03. Driveway
04. Body
05. After The Rain
06. The Boy
07. Penang Stories
08. Innocence Arrogance
09. Calibrate
10. Bliss
11. Slowdown
12. Everywhere

Kyson
PLANCHA (2020-01-17)