カナダのシンガーソングライター Andy Shauf、ニューアルバム『The Neon Skyline』をリリース!

2019年に初来日公演を行った、カナダの天才シンガーソングライター (アンディ・シャウフ) が6作目となるニューアルバム『The Neon Skyline』を ANTI- Records から 1/24 リリース!先行シングル「Things I Do」の試聴が開始されました。日常の機敏、感情を織り込んだソングライティングが、現在のランディ・ニューマンとも評される Andy Shauf。2019に行われた来日公演もソールドアウトを記録するなど、多くのファンの心を掴んだ彼が新たに書き下ろした物語が本作『The Neon Skyline』。

収録曲「Try Again」のMV公開!

Andy Shauf のように、器用で、不用心なほどまわりを熟視する語り手はいないだろう。トロントを拠点に、サスカチュワン州で育ったミュージシャンである彼の楽曲は、まるで短編小説のように展開し、カラフルなキャラクターと深みのある感情が重なり合っている。オープニングを飾るタイトルトラックでは、友人たちを招いてビールをふるまうというよくある場面を設定した。「僕がSkylineに来なよ、自分の罪を洗い流せるから”と言うと、彼は笑って言うんだ。“僕はきっと遅れるよ。わかってるだろ?”」LPに収録された11曲は相互に繋がり、シンプルなプロットをたどっている。語り手は近所のバーへ行き、昔の彼女が街に戻っていることを知る。すると彼女がその場所へ現れるのだ。その全体的な物語が注意を引き付けながらも、アルバムの醍醐味は、いつもの夜の外出や過去の恋の燃えかすの中で、シャウフがどんなふうに人間的感情とユーモアを見つけるかというところにある。

収録曲収録曲「Living Room」の試聴が開始!

2016年の前作『The Party』は、華やかで心を打つ楽曲の印象的なコレクションで、ハウス・パーティにやってきた参加者一人一人を追っていた。シャウフのライティングに対する細部へのこだわりは、ランディ・ニューマンと彼の型破りで淀みないジョニ・ミッチェルを彷彿とさせるリリカルな表現法を思い起こさせた。そのアルバムでブレイクはしたが、彼の優れた曲作りの才能はそれ以前からずっと明白ではあった。サスカチュワン州 Bienfait で育った彼は、すぐ近くのレジャイナの音楽コミュニティで経験を積んだ。2012年のLP『The Bearer of Bad News』は、すでに形作られていた彼の音楽の野心を記録しており、「Hometown Hero」「Wendell Walker」、自己完結型の「My Dear Helen」といった物語を語るソングライターとして、急速に成長したシャウフの声を紹介していた。彼はバンド、Foxwarren を10年以上前に幼なじみらと結成し、セルフタイトルのアルバムをリリース。ピッチフォークに「シャウフはこの10年間、コツコツと物語の話術に磨きをかけてきた」と評された。

表題曲「Neon Skyline」のMV公開!

『The Party』は2016年の Polaris Music Prize にノミネートされ、またシャウフは James Corden の The Late Late Show に出演し、NPR、The Washington Post、The Guardian などでも取り上げられた。「あのLPはコンセプト・レコードで、あれがあったから僕はもっと良いアルバムを作ろうと思えたんだ。さらにまとまりのある物語がほしかった」とシャウフは言う。『The Party』のコンセプトはライティングのプロセスで明らかになり、そのときすでに彼は『The Neon Skyline』で語りたい物語をつかんでいた。「一人の男がバーへ向かうという展開を何度も繰り返すけれど、それはその当時の僕の行動と全く同じだ。それらの曲はフィクションだけれど、僕自身が送っていた生活からあまりかけ離れていない」とシャウフは明かす。

アルバム『The Neon Skyline』のストリーミングが開始!

『The Neon Skyline』では、シャウフはいつものピアノからギターへと機材を切り替えて、それぞれの作曲に取りかかった。「じっと腰掛けて、どの曲もギターだけで演奏できるようにしたかった。巧妙なアレンジといったものに頼って全体を作り込むことはせずにね」結果としてアルバムはシンプルな中に臨場感を感じさせるものとなった。フォーキーな「The Moon」のアレンジは、ゴードン・ライトフットの傑作のように飾り気がなく歌が中心となっているが、彼の実験への意欲ははっきりとおもてに出ている。

今までと同じようにシャウフは『The Neon Skyline』のどの曲も書き、演奏し、アレンジし、プロデュースしたが、今回はトロントのウエストエンドにある彼の新しいスタジオで作業が行われた。シャウフが新しいスプリング・リヴァーブのエフェクターを試したときのような嬉しいハプニングは、最後の曲「Changer」につながり、テープ・マシーンでいろんな試みをしたことにより、トラックのアレンジをシンプルにしないわけにいかなくなった。1年半を経て、シャウフは最終的に50曲近く作り上げたが、そのすべてで同じ夜、同じバーでの出来事を語っている。膨大な数の作品を1枚のアルバム用に減らして行く作業は、困難だがやりがいのある仕事であり、出来上がったトラックリストはシームレスで完璧な仕上がりとなった。

『The Neon Skyline』とは、友人たちとバーで過ごす普段と変わらぬ夜のことで、そこにはオーダーをしなくても店を訪れて椅子に腰かけるまでの間にいつもの飲み物を作ってくれる一人のバーテンがいる。だがそれだけではなく、このアルバムには、失った愛の痛みをともなうプロセスも存在している。リードシングル「Things I Do」は、語り手の過去の恋を見つめる曲だ。緊張感をはらんだジャズ・テイストのインストゥルメンテイションに合わせてシャウフは歌う。「どうでもいいというように頭の向きを変えるより、知っていた方がよかったみたいだ。君を失いつつあるってわかっているのに、なぜこんなことをしているんだろう?」彼は説明する。「このアルバムで歌われているのは、ほとんどが失恋の歌だ。僕は長いこと失恋していないけれど、男女関係では、ある夜まさかと思われる場所に相手が出没して、そこでケンカが始まるっていう出来事がよくあるだろ」

失恋を歌うアルバムでキーとなるのは、シャウフと同じくらい感情移入できる書き手しか持ち合わせていない、寛大さと優しさである。失恋、友情、そして彼の曲作りを定義する日常の出来事に加えて、シャウフは自分がいつものパターンで過去と同じ過ちを繰り返すことがいかに簡単かを探る音楽を作っている。彼の歌に登場するキャラクターは頭を悩ます。「この関係はあっという間に終わってしまったのだろうか?別のバーへ行って友人を励まそうか?」人生は続いて行くし、何事もなんとかなるものだ。『The Neon Skyline』の曲はどれも、それを受け入れて慰めを見出している。シャウフは言う。「アルバムの中には、登場人物が“もう世界は終わりだ”と頭をかかえる瞬間がある。でもそこには同時に、 “無は世界の終わりではない”という確固たる視点も存在しているんだ」。

■リリース情報
アーティスト:Andy Shauf
タイトル: The Neon Skyline
Release date: 2020.1.24
Label: ANTI-

tracklist:
1, Neon Skyline
2, Where Are You Judy
3, Clove Cigarette
4, Thirteen Hours
5, Things I Do /シングル曲公開済み ビデオ・リンクはこちら〜 https://youtu.be/thiHFeIw_5U
6, Living Room /シングル曲公開済み
7, Dust Kids
8, The Moon
9, Try Again / シングル曲公開済み
10, Fire Truck
11. Changer