米のパワーポップ・バンド Pinegrove、ニューアルバム『Marigold』をラフトレードからリリース!

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Pinegrove

Photo by Daniel Topete

近年のUSインディー/エモシーンを牽引する若手バンドとして知られる米ニュージャージー発、でカルト的人気を誇るパワーポップ・バンド Pinegrove (パイングローヴ) が、40年近い歴史を持つUKを代表する老舗レーベル〈Rough Trade〉と契約しニューアルバム『Marigold』を 1/17 リリース!先行シングル「Moment」に続き、ニューシングル「Phase」のミュージックビデオも公開。アルバムにはこの2曲を含む全11曲を収録。Pinegrove は、ニュージャージー州のモントクレアで、子供の頃から友達だったエヴァン・スティーヴンズ・ホール(g/vo)と、ザック・レヴィーン(ds)によって2010年に結成された。ホール曰くバンド名は、自身が大学の敷地にあった「美しく統制されているようで、自然のまま雑然としている松林(pine grove)」に由来している。

この曲について感情的な混沌や「ヴァンのライトの前で怖くて固まってしまった動物」のイメージなどが込められているという。ホールは同曲について「僕にとって、混沌や退屈という状況の中で感謝することを考えるという内容の歌なんだ」と語っている。

ニューシングル「Phase」のMV公開!

収録曲「Phase」のアコースティック映像公開!

エヴァン・スティーヴンズ・ホール(g/vo)によると、今回公開した「Phase」は不眠症をテーマにしている。寝ようとしていても心に色々なことが思い浮かぶ、自分の部屋を見回す、ベッドから物を見る、自分が何をできるのか何をすべきなのかその全てを考える、やらなくてはならないタスクを列挙する、自分の頭にリストを作る、不安感へと移行していく、そして最後に上手くいけば眠ることができる…そんな様子を表現しているそうだ。

収録曲「Moment」のアコースティック映像公開!

収録曲「The Alarmist」のアコースティック映像公開!

地元の街のDIYシーンにルーツを持つパイングローヴは、ホール特有の陽気さと、彼の内省的かつ詩的な歌詞が話題となり音楽配信サービス Bandcamp で熱心なファン層を築いていった。同バンドはカントリーやフォーク、パンクロック・シーンなどに強い影響を受けており、その非常にエモーショナルなロックサウンドでファンから絶大的な支持を得た。また感情満ち溢れたライブ演奏も話題となり、過去3年に米国で行われた全てのショーがソールドアウトしたという伝説も持っている。パイングローヴはこれまでに2枚のスタジオ・アルバム『Cardinal』(2016)と『Skylight』(2018年)­をリリース。Pitchforkは、ウィルコ初期のルーツ・サウンドや、プログレ以前のビルト・トゥ・スピルを引き合いに出して、『Cardinal』を“強烈な作品”と絶賛した。

“過去20年で常に不動の人気を誇ったロックバンドたちの安定期を思い起こさせる”
– Pitchfork

“パイングローヴ…リスナーの心を打ち砕き、それを再び一つにまとめるということを1曲でやり遂げるエヴァン・スティーヴンズ・ホールの能力が中心となっている”
– Consequence Of Sound

“パイングローヴのユニークなところは、不透明感や、疑念、恐怖を凝縮しているが、そこに威圧感を感じさせないところだ”
– DIY Magazine

アルバム『Marigold』のストリーミング

■リリース情報
label: BEAT RECORDS / ROUGH TRADE
artist: Pinegrove
title: Marigold
release date: 2020/01/17 FRI ON SALE
国内盤特典:ボーナストラック2曲追加収録 / 解説・歌詞対訳冊子封入
RT0082CDJP ¥2,200+税

tracklist:
1. Dotted Line
2. Spiral
3. The Alarmist
4. No Drugs
5. Moment
6. Hairpin
7. Phase
8. Endless
9. Alcove
10. Neighbor
11. Marigold
+ BONUS TRACKS FOR JAPAN