昨年リリースされたデビュー・アルバム『ゼン』、ビョーク、カニエ・ウェストやFKAツイッグスのプロデュース、奇妙で美しいヴィジュアル・アートとの融合作品 … 全世界に衝撃を与え、時代の寵児となった Arca (アルカ) がセカンドアルバム『ミュータント』(突然変異)を早くも 11/18 リリース!(アートワークを手掛けたのはジェシー・カンダ)
「『ミュータント』は、デビュー・アルバム『ゼン』が内省的な作品だったのに対して、外に開かれ、そしてより大胆な作品となった」 – プレス・リリースより。
この作品の中に登場する Mutation(突然変異) の数々の感覚は、”アイデンティティを自在に変容できる柔軟性”と言える。開放的でそのトランスフォーメーションを内包すること、それらと調和している感じなのである。プライドというものは不格好で世間知らず、歪んでいて傷つきやすい。特徴としてしばしば不快で嫌われることがある。アルカの作品に躍動感をもたらしているテーマ –緊張感、両極性、遊び心、エロティシズムそれに自己変容能力– それらはさらに新しく、もっと微妙な陰影をつけた方向へ光を当てて来ている。親密さと混沌、それらの間を絶え間なく動く様が楽しめる。
タイトルトラックは擦り傷から悟りまで、といったずいぶんと離れたものの間を埋めるような楽曲で、獰猛な攻撃から湯気のような捉えられないものまで姿形を変えていくのだが、その感じが予測不能極まりない。その作品のビデオは、アルカ自身が即興で行ったダンスを一発撮りしたものとなっている。自撮りアーティスト写真も以前のものと比べ生々しい。「Anger」は祝祭的でカーニヴァルライクなものとなっているが、「Faggot」のラストは、『Xen』の表題曲のリズムを彷彿とさせるものとなっている。「Umbilical」のサウンドは、”誕生” を暗示するようなタイトルと相まって、シンプルなデジタル音が響き渡る。「Enveloped」は圧倒的で要注意な作品であるが、抑制を和らげるもので、サウンドは開放的な感覚もあり、曲の後半で一定 のリズムからエフェクトの効いたストリングスを伴ったものになっている。
「Vanity」、「Snakes」それに「Soichiro」はパーソナルで親しみの持てる亜熱帯的サウンドである。唯一、このアルバムを通して一貫している事は、聴くものが座っていられなくなる、という事だ。曲が始まると蕾が次々と開き、沢山の深紅や鮮やかな青の花びらが咲く。アルバムという大地にはデイープなベースが深く根を張り巡らし、それぞれの生命体と繋がっている。『Mutant』を正確に捉え切るのは難しい。視点を合わせるまでもなく、一瞬で視界の端から消えて無くなるもののようだ。
[Tracklist] 1. Alive 2. Mutant 3. Vanity 4. Sinner 5. Anger 6. Sever 7. Beacon 8. Snakes 9. Else 10. Umbilical 11. Hymn 12. Front Load 13. Gratitud 14. En 15. Siren Interlude 16. Extent 17. Enveloped 18. Faggot 19. Soichiro 20. Peonies 21. Ashland(ボーナス・トラック)
All songs written, performed and produced by Alejandro Ghersi Art by Jesse Kanda
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