道端に咲く野花のようにありのままに、いまを映したブルースフォーク。前作発表から5年、通産4枚目となる待望のニューアルバムが完成。バンドサウンドを全面に押し出した前作から一転、近作ではふたりのギタリストの参加を除き、ほぼ彼女がひとりで作詞・作曲から演奏までを務めた。
前アルバム発売後の活動休止期間を経て、もう一度音楽の初心に立ち返ったかのような、シンプルでプリミティヴな彼女の魅力が最大限に発揮された本作は、ひとつひとつの言葉がストレートに胸に響く。アルバムの象徴であり冒頭を飾るタイトル曲「いまのブルース」に始まり、フィンガーピッキングが軽快なミディアムチューン「むこう」や、アグレッシヴなブ ルースフォーク「鏡」、エンディングを飾る小曲「center line blues」まで、それぞれ個性が際立った多彩な楽曲が並ぶ全13曲。
明るさも暗さもー希望も痛みもー抱きとめ生きる生活の日々の瞬間瞬間から立ちのぼる、「いま」が切り取られた純粋で新鮮な歌。声にならない声を歌にし淡い希望を込めた、雨上がりの空に射す一筋の光のような、ひとりの歌い手が紡いだ無垢なセルフ・ポートレート。斉藤友秋(ex-細胞文学)、フジワラサトシがいずれもギターで参加している。
tracklist: 1. いまのブルース 2. あのひとの生きた一本線 3. いちばんぜいたくなごはん 4. むこう 5. うみ 6. きんいろ 7. 半分朽ちた城 8. キス 9. 鏡 10. 背骨 11. 大事なともだち 12. 口実 13. center line blues
All songs 三村京子 Except track 5 lyric 依田冬派 Additional guitars track 5,7 フジワラサトシ / track 12 斉藤友秋 Recording & Mixing & Mastering 近藤祥昭 (Gok Sound) Photo 植本一子 Design ゴロゥ
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