オリンピアのローファイ・ポップ・バンド Gun Outfit、90年代彷彿の趣深い新作EP『Two Way Player』リリース!
アメリカはオリンピアに拠点を置く3人組ローファイ・ポップ・バンド Gun Outfit が、現在アメリカ本土のコアなファンたちの間で密かに話題を集めている。90年代のローファイ・ミュージック、Pavement や Elliott Smith 周辺のアーティストから強い影響が見られるが、米最有力サイトとも言われる Pitchfork から、最近のこの手のアーティストとしては珍しく寵愛されているわけだ。
バンドはこれまでDIYなリリースを続けているが、アメリカのフォーク、ローファイ・ミュージックをリリースし続けるインディー・レーベル Wharf Cat に移籍し、新作EP『Two Way Player』リリースする。作品のオープニングを飾る「Expansion Pact」は Pitchfork では Best New Track を獲得した。
Dead Funny Store にて Gun Outfit『Two Way Player』発売中>>
このサウンドが現在にも生きていて、それが評価されているという事実がうれしいものだ。バンドは過去の作品を自身のオフィシャルサイトにフリーダウンロード公開している。まずは、ここから聞いてみるというのも彼らを知るいい機会になるだろう。
新作EP『Two Way Player』は非常に面白いラインナップになっていて、3曲目では女性カントリー・シンガー Lucinda Williams のカバー・ソングも収録されている。
バンドはこれからも決して高望みはしないだろう。常にマイペースに自分たちの思うがままの作品を作っていってほしい。時代は常に新しくスタイリッシュな作品を求め変化していくが、一つのオプションとしてこう言ったサウンドもまた愛され続けるのだと思う。まさに流れるような日常のほんの一部に混ざっていくような、そんな緩やかな作品だ。