トム・ヨークも絶賛するマンチェスターの新鋭イラム・スフィアが Ninja Tune と契約!注目のデビュー作『Ghosts Of Then And Now』を 1/29 リリース!

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Illum Shpere

ノスタルジックで先鋭的な、UKビート・ミュージックの過去、今、未来ーー トム・ヨークも絶賛するマンチェスターの新鋭イラム・スフィアが Ninja Tune と契約!注目のデビュー作『Ghosts Of Then And Now』を 1/29 リリース!

マンチェスターで今最も勢いのあるクラブ・イベント【Hoya:Hoya】主催者であり、マーティン (Martyn) の〈3024〉、今年はエイドリアン・シャーウッドとのスペシャル・ユニット、シャーウッド&ピンチでの活動でも話題となったピンチ (Pinch) の〈Tectonic〉などのアーティスト・レーベルから作品をリリースしたことで、LOW END THEORY周辺のビート・ミュージック・シーンやダブステップ・シーンからも注目を集めるイラム・スフィア。

2011年にはエレクトロニック・ミュージック・シーンの錚々たる面々が集ったレディオヘッドのリミックス・アルバム『TKOL RMX 1 2 3 4 5 6 7』に、リミキサーの1人として参加し、一気に知名度を上げると、翌年には名門〈XL〉の傘下レーベルであり、The XX、サブトラクトなどを輩出した〈Young Turks〉から作品をリリースするなど、怒濤の勢いでその活躍の場を広げている。またトム・ヨークがキュレーターを務めた〈Boiler Room〉にも招かれるなど、ライヴ/DJセットの評判も高く、2013年4月に行われた〈! SonarSound Tokyo 2013〉での初来日も記憶に新しい。

物悲しげなピアノのループとベースが重なり合う静謐な「Liquesce」(シゲトがゲストとして参加)で始まり、スウェーデンを拠点とする女性シンガー=マイ・ネスターのムーディーなヴォーカルがグライム~ダブステップ・ビートと溶け合う「At Night」、攻撃的なインダストリアル・ノイズが反復するリード・シングル「Sleeprunner」と続く冒頭の3曲で、彼の幅広いトラックメイキングのオリジナリティを鮮烈に提示。

その他、ブルックリンの新鋭シャドウボックスとコラボした3曲「The Road」「Love Theme From Foreverness」「Embryonic」では彼女の歌うシルキーなメロディを前面にフィーチャーして、R&Bとアンビエント~ドローンの垣根を取り払い、日本一の大都市の名をタイトルに冠した「Lights Out / In Shinjuku」ではネオンがギラつく夜の風景を思わせるクレイジーなシンセ・ノイズから美しいチルアウトへと至る壮大なサウンドスケープを展開している。

『Ghost Of Then And Now』というタイトルが示す通り、ここでイラム・スフィアが試みたのは過去の様々な音楽的意匠を今のサウンドとシャッフルし、亡霊じみた淡く儚いサウンド・テクスチャーの中に未来を見出すこと。その見事な成果が、ノスタルジックで、同時に先鋭的でもある新たなUKビート・ミュージックの美としてここに鳴っている。

収録曲「Sleeprunner」の試聴はこちら!
http://www.beatink.com/Labels/Ninja-Tune/Illum-Sphere/BRC-405/

Ghosts Of Then And Now [帯解説・ボーナストラック収録 / 国内盤] (BRC405)
ILLUM SPHERE イラム・スフィア
BEAT RECORDS / NINJA TUNE (2014-01-29)