• 現在LAを拠点に活動する、宅録男子 Lucas Nahan による異次元ポップ・プロジェクト Jerry Paper。いよいよ 3/18 (SAT) よりスタートする Japan Tour を記念してインタビューが公開!

    ――前回の来日から2年ぶりとなるジャパンツアー。昨年からはバンド編成で活動をスタートさせて、6月には Bayonet Records からアルバム『Toon Time Raw!』をリリースしました。この2年間はあなたにとってどんな時期でしたか?

    この2年間は、ミュージシャンとしての過渡期だったよ。バンド編成になって、ライブでのパフォーマンスの可能性が広がったし、スタジオでの創造力も広げてくれたね。「Toon Time Raw!」を作り始めた時、1人でシンセサイザーとドラムマシーンの前に座りながら、これまでと同じ方法で音を作る事に飽きてきたんだ。だから、今度のアルバムは主にギターで作ろうと思って。デモを作り終えた頃に、BADBADNOTGOOD の Matty Taveres と話をしていたら、このアルバム製作に参加したいって言ってくれたんだ。その9日後には、彼らのトロントのスタジオで「Toon Time Raw!」が完成していたよ。あとは、一緒に演奏してくれるバンドを探すだけだったんだ!

    ――前回の日本ツアーのことは覚えていますか? とりわけ印象的だったトピックやエピソードって何かあります?

     もちろん。あれは最高に楽しいツアーだったよ!僕と、HomeshakeとEola(Tonstartssbandhtのエドウィン)のソロアクト3組でツアーしたんだけど、自分と同じくらい音楽を愛してる仲間とのツアーは本当にいい経験だった。

    印象的だったのは、大阪公演かな。HOPKENっていうかなりクールな所で演奏したんだけど、食事も美味しかったし、他の出演者も最高だった。YPYはすごくカッコいい音楽を作ってたし、みんな温かくもてなしてくれて優しかったよ。ライブの後には、みんなで遅くまで飲みながら色々話したんだ。あんまり面白い話に聞こえないかもしれないけど、大阪では本当にいい時間を過ごしたんだよ。

    ――そして今回は初のバンド編成での来日になるわけですが、EasyFeelings Unlimitedのメンバーの中には日本と馴染みのある人とかいたりするんでしょうか?

    うん。実はバンドメンバーのうち3人のお母さんが日本人で、多分家族の誰かがまだ日本に居たと思う。あと、ドラマーとベーシストの2人は、Pains of Being Pure at Heart としても活動してるから、それで日本に来たことがあるよ。アリソン(Key.)は小さい頃に日本に来たことがあるみたい。ギターのプレストンはまだ日本に来たことがないから、すごく楽しみにしてるよ!

    ――メンバーには Dent May や Pains of Being Pure at Heart、また元Mild High Club のメンバーが名を連ねていますが、彼らとはどういう風に知り合って、そこから一緒にやろう!ということになったんですか?

    LAに移った頃には既に「Toon Time Raw!」は完成してたんだけど、まだソロとして活動してたんだ。アルバムのリリースが近づくにつれて、BADBADNOTGOOD がスタジオでしてくれた事を一緒に再現してくれるバンドを見つけなきゃってなって、知り合いに声をかけ始めた。アントンとクリストフは、以前オランダのフェスティバルで一緒になってからの知り合いで、LAに住んでるって知ってたから、興味がないか声をかけたよ。プレストンは、高校からの知り合い。アリソンは共通の友達を通じて知り合ったんだ。Mild High Club を離れた頃だったんだけど、音楽活動を続けたいって聞いたから。みんな才能のあるミュージシャンだし、バンドとしても上手くいってるから、すごく嬉しいよ。

    ――普段はベッドルームで音楽を作ることが多いと思いますが、ステージの上でのライブパフォーマンスという部分において、あなたが一番大事にしていることは何ですか?

    演奏は、カタルシスと自由が全て。人間って、人生の大部分を社会のルールに従って生きてるでしょ。だからステージ上ではその檻から完璧に解き放たれて、できる限り自由になりたいんだ。みんなが「自分」という概念から解放されて、エゴを捨てて、ピュアで自由な経験ができるようにするのが、僕の役目だと思ってる。スタジオに入っている時は、曲の構成とか、自分のアイデアを伝えるための言葉を考えてるけど、ステージに居る時は言葉や人生の構造を破壊しようとするんだ。そしたら、短い間だけど自由が垣間見えるからね。

    ――Jerry Paper&EasyFeelings Unlimited で表現したいライブのイメージっていうのは、どういうものなのでしょうか?

    自由になる感覚を伝えられたらいいな。それがみんなに何かしらの影響を与えてくれたら嬉しい。

    ――あなたが10代の頃に聴いていたフランク・ザッパやシド・バレットは、当時この世には既にいなかったわけでライブを観ることは叶わなかったわけですが、ライブの興奮をあなたに教えてくれたアーティストやバンドっていうと誰になるのでしょう?

    18歳の頃にLAからNYに移って、よくライブに行くようになったんだ。ノイズとジャズのライブは特によく見たし、その経験がカタルシスの美徳を教えてくれたね。ジャズ・ドラマーのChris Corsanoが参加するFlower Corsano Duoっていうバンドを見に行った時のことを覚えてるよ。Chirs Corsanoのドラム演奏は僕に変化をもたらしたし、彼みたいに強烈で自由なライブをやりたいと思うようになったんだ。それで21歳くらいの時にTonstartssbandhtと友達になって、月に何回も彼らのライブに行くようになったし、一緒にライブもしたよ。Tonstartssbandhtのライブは、本物で、自由で、グルーヴもブギーもあるから、そこは彼らに学ばなきゃと思ったよ。

    ――最近興味があってよく聴いているアーティストやバンドがいたら教えてください。その理由も併せて聞かせてください。

    最近は、1970年代のブラジルの音楽をたくさん聴いてるよ。Chico Buarque のアルバム「Construcao」とErasmo Carlosの「Sonhos e Memorias 1941-1972」がすごく好き。Marcos Valle のアルバム「Previsto do Tempo」もすごく美しいアルバムだよ。その時代のブラジルの音楽は、複雑に入り組んだハーモニーとポリリズムと、現状改革主義の美しい融合なんだ。当時のブラジルは軍事政権下にあったから、政府への批判が歌詞に秘められているんだけど、それが美しいギターの音色と、リズムと、アレンジで彩られてるんだよね。あと、Louis Chedid の「Ainsi Soit-ll」っていうアルバムにもはまってる。1981年にリリースされたフランスのアルバムで、フレットレスベースとシンセサイザーが存分に使われていて、すごくグルーヴィーでミニマルで美しいんだ。そのアレンジと、レコーディングの方法には驚くよ!Steely Dan風の清澄さって言ってもいいくらいなんだけど、もっとミニマルでロマンチックな音楽かな。

    ――ところで、ブルックリンからロサンゼルスに拠点を移して2年以上経過したと思うんですが、ロサンゼルスでの生活はどうですか? ニューヨークとはまた異なるアートシーン、ミュージックシーンがあると思いますが。

    LAは最高。NYは息苦しいし、物価も高いから、ハッピーでヘルシーな生活を送るのは難しいんだ。LAは都会の良い面を全部持ってる街だけど、一軒家に住めるし自然も豊か。気軽にハイキングに行けるし、車を出せば砂漠にも行けるしね。それに、いつ外に出ても天気がいいから、大好きだよ!アートや音楽シーンはNYほど重なり合ってはいないけどね。NYは様々な音楽シーンがあって、それぞれが関わりあってるから、新しい人に出会ったり新しい事を体験したりしやすいんだ。LAは自分の世界をキープできるから、経験も限られてはくるかな。でも年をとるに連れて、それがちょうどよくなってきたよ。昔ほどパーティーに行かなくなったし、遅くまで起きてることも少なくなったから、NYに居る時ほどアートや音楽シーンには詳しくないね。でもそれで満足!

    ――Jerry Paper&EasyFeelings Unlimited のライブの面白さを日本のオーディエンスにもっと知ってもらいたいので、最後に今回の来日ツアーへの意気込み・アピールポイントなどあれば教えてください。

    自分の音楽を説明するのはあまり得意じゃないんだけど、トライしてみるね。Easy Feelings Unlimitedのスムースでグルーヴィーな音楽に合わせて、女性もののワンピースを着ながら昔のアニメキャラクターみたいに歌う僕を楽しみにしてて!みんなが僕と同じくらい自由になれるようにインスパイアできたらいいな。そうすれば、きっとみんなも一緒に踊って、ディープな感情を感じられるんじゃないかな。ライブで会えるのを楽しみにしてるよ!

    Jerry Paper のボーカル、ルーカスのサイン入りグッズとセットになった、ツアー各公演のチケットが現在muevoで販売中!ご購入されたグッズは、指定のライブ会場にて直接メンバーから手渡しされます!数に限りがございますので、気になる方はお早めに。
    キャンペーンページはこちら

    Jerry Paper Japan Tour 2017


    3月18日(土)東京・渋谷WWW
    【出演者】
    Jerry Paper & Easy Feelings Unlimited
    Tempalay
    and more…


    3月19日(日・祝前)浜松・KIRCHHERR
    【出演者】
    Jerry Paper & Easy Feelings Unlimited
    and more…


    3月20日(月・祝)神戸・Helluva Lounge
    space eauuu presents
    POP FACTO LAB vol.5
    〜Jerry Paper Japan Tour 2017〜

    【出演者】
    Jerry Paper & Easy Feelings Unlimited
    hatonoband

    DJ
    WUBQUN
    Yu Makiyama(hangesha)


    3月21日(火)福岡・cafe & bar gigi
    【出演者】

    Jerry Paper & Easy Feeling Unlimited
    yound
    ALTER EAGO

    DJ
    Dead Funny Crew


    3月22日(水)岡山・Pepperland
    【出演者】

    Jerry Paper & Easy Feeling Unlimited
    and more…


    3月23日(木)京都・サウナの梅湯
    【出演者】

    Jerry Paper & Easy Feelings Unlimited
    Emerald Four

    DJ
    whatman
    oboco
    zico


    3月24日(金)大阪・CONPASS
    【出演者】

    Jerry Paper & Easy Feeling Unlimited
    スズメンバ
    and more…

    DJ
    bird man


    3月25日(土)
    「Jerry Paper Japan Tour 2017」After Party
    詳細は後日発表されます。


    バイオグラフィー
    Jerry Paperは、LA拠点に活動するLucas Nathanによるプロジェクト。“Lucasがグルーヴィーになっている時に現れる存在”で、謎に包まれたジャジー・バンド、Easy Feelings Unlimitedを引き連れている。

    2012年にDigitals Limitedからファースト・アルバム『Vol.1』をリリースし、それ以降Orange Milk RecordsやBayonet Records(元Captured Tracksのスタッフによる新興レーベル)等から順調にリリースを続けている。日本では、goatやYPYなどのプロジェクトで知られる日野浩志郎の主催レーベルbirdFriendより『Big Pop Traveler’s Delight』を2014年にカセットでリリースした。

    また、2016年6月に最新アルバム『Toon Time Raw!』をJerry Paper & Easy Feelings Unlimited名義でリリース。ソロ・プロジェクト時代の風変わりな異次元ポップ・ワールドを軸に残しつつも、遂にその実体を現した謎のバックバンド、Easy Feelings Unlimitedのジャジー&グルーヴィーなテイストでサウンドに大きな変化をもたらし、Jerry Paper独自の世界観により深みを持たせた。

    過去に2度の来日ツアーを経験しており、これまで謎に包まれていたバックバンドEasy Feelings Unlimitedの実体を引き連れての来日は今回が初となる。要注目のバックバンドには、Dent MayやPains of Being Pure at Heart、また元Mild High Clubのメンバーが名を連ねている。

    https://jerrypaper.bandcamp.com/

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