ブルックリンのエレクトロ・デュオ Beacon がニューアルバム『Gravity Pairs』を 11/2 リリース!

Beacon

妖しく煌めく光の音世界へと到達した、トーマス・マラーニーとジェイコブ・コセットからなる、NYブルックリンのエレクトロニック・デュオ (ビーコン)、緻密な調整が際限なく施されたフルレングス・アルバム『Gravity Pairs (グラヴィティ・ペアーズ)』を 11/2 リリース!新曲「Be My Organ」のMVを公開!メロディックで切なさの漂うエレクトロ・サウンドに甘美でスモーキーなヴォーカルが絡む妖しい魅力はそのままに、格段にスケールアップした世界観とその美しいサウンドスケープに陶酔不可避の傑作が誕生!

「Be My Organ」のMV

アルバムのレコーディングには Tycho (タイコ) のドラマーであるローリー・オコナー (a.k.a. Nitemoves) が参加しており、そのシャープな四つ打ちのシークエンスが加わったことでダイナミックに進化した音像にも注目したい。〈Ghostly International〉から初のリリースから約4年の時が経ち、いくつかのツアーを経て2016年にニューヨークの自宅へと戻ったトーマス・マラーニーとジェイコブ・ゴセットのふたりは、ビーコンの次なる一手がこれまでとは一線を画すものになることを予感していたという。

彼らは制約を設けず、より自由な形でのセッションをはじめ、以前のループとテクスチャーに比重を置いていたスタイルから、より直線的な曲づくりのアプローチを取り入れていった。彼らのデモは基本的に、ヴォーカルのメロディーとピアノのコード、そしてギターのフレーズから形作られてゆき、そこからそれぞれの多角的な視点を持って、際限なき編集作業が繰り返されることになる。削ぎ落とす作業の一方で、作品が拡大してゆく。光を曲げていくかのごとき、抽象的で忍耐強いこのプロセスは、色を切り離すための空間と比率の輪郭を浮かび上がらせるかのようでありー、ミニマリストのバラード、精巧なポップ精神、そして4つ打ちのダンス・シークエンス、ーそのどれもが異なるスピードで同時に発生して、虹色の光の帯が扇形に広がってゆく。そんな光の屈折のコレクションをビーコンは『グラヴィティ・ペアーズ』と名付けた。

「すべての現象は重力を対へと分けゆくことで生じる」というのは、20世紀の自然哲学者で宇宙論者、ウォルター・ラッセルの言葉だ。彼は「世界を認識するための新たな思考」について提唱し、その音楽的情報に基づいた概略図は、その時代おいても魅力的であったと同時にあまりに急進的なものでもあった。

マラーニーはそのコンセプトについて「『グラヴィティ・ペアーズ』はウォルター・ラッセルが宇宙の律動的な秩序をどのように描いていたかを表現しているんだ。僕はこの「ペアーズ」というワードを名詞としても動詞としても捉えている。ラッセルが見出したこの自然の単位こそが、この宇宙と僕らを結束させるプロセスのバランスを取ったんだ」と、掘り下げている。

その自然現象への好奇心は、バンド自身が撮影したダイクロガラスのプリズムー、その万華鏡のごときアルバムのアートワークを通して一層の輝きを放ちー、そして物語る”光”のデバイスとしての歌詞を通じて、よりダイレクトに感じることができるだろう。

気の遠くなるようないくつもの反復作業を経て、本作の楽曲達を完成させゆく中で、ビーコンは結果的にレコーディングの幅、そしてライブ・セットの可能性までをも大きく押し拡げた。また、最近になってライブメンバーに新しくドラマーが加わったことで、よりストレートな表現が加わり、これまでの楽曲もライブ仕様へとアレンジがなされた。2017年の春に Tycho のコーチェラでのショーとヨーロッパ・ツアーに帯同し、マラーニーがバンドとって初のヴォーカリストとして迎え入れられてライブを行ったことも、ふたりに大きな啓示をもたらしたという。「レコードを作っている最中に、あれだけのスケールで何かを成し遂げられたってこと自体、実に意義深くて得るものが大きかった」と、マラーニー。「ようやくレコードを完成させられる、その自信とともに戻って来られたんだ」

今回ミュージック・ビデオが公開となった「Be My Organ」はその新たなモードが顕著に現れた好例だといえよう。パーカッションが多彩に取り入れられ、ストロボのごときピークにまで達するのが印象的だ。マラーニーの吸い込まれそうに妖しい魅力のあるエモーショナルなヴォーカルと、内に激しさを秘めた切なくもダンサブルなエレクトロ・サウンドをドラマチックに表現したビデオは一見の価値あり!

■リリース情報
Beacon – Gravity Pairs
ビーコン「グラヴィティ・ペアーズ」
レーベル:Ghostly International / Hostess
海外発売日:2018年11月2日(金)

<トラックリスト>
01. Don’t Go Looking
02. Be My Organ
03. Losing My Mind
04. Fields
05. On Ice
06. Marion
07. The Road
08. Bending Light
09. Over My Head
10. The War You’re After