90年代中盤、CDスキップを使用したエポック・メイキングな実験電子音響作品を世に送り出した OVAL がプロパーな新作アルバム『Popp』を 10/19 リリース!

90年代中盤、CDスキップを使用したエポック・メイキングな実験電子音響作品を世に送り出し、エレクトロニック・ミュージックの新たな可能性を提示した (オヴァル) ことマーカス・ポップが、2010年発表の復活作『o』以来となる、オヴァルとしてのプロパーな新作アルバム『Popp』を完成させた。日本盤のみ2曲のエクスクルーシヴなボーナス・トラックを収録し 10/19 リリース (配信は10月14日開始) タワーレコード渋谷店、新宿店、梅田大阪丸ビル店では、明日14日(金)から先行発売。京都の新スペース「外」では、11月28日(月)に、レーベルオーナー佐々木敦によるトーク企画「ポストR&Bとポストポストロック~OvalとRadianの新作を聴く~」の開催も決定!!

「ここには、私が望む、“永遠の15歳” の outer rim での暮らしがある。」 – マーカス・ポップ

The artist

マーカス・ポップの初期の伝説的なアルバムのリリース群は、ユニークで、革新的なデジタル・サウンドや制作の美学を提示することで、1990年代後半の“エレクトロニカ”の潮流に、衝撃波を与えた。心地良く、刺激的で、過激で、夢見心地で、非の打ちどころのない衝動とともに、マーカス・ポップは、今日の全ての世代のミュージシャンを奮い立たせ、挑発している「グリッチ」や「クリックス&カッツ」の先駆者となった。

長い活動休止後、オヴァルは、新しく、画期的な「ハイパーリアル」スタイルで、状況を変え、もう一度、最初からやり直して、2010年に帰還した。Thrill Jockeyからリリースした2枚のEP(2010年の『Oh』と、2011年のNYはブルックリン出身のブラック・メタル・バンド、リタジー[LITURGY]とのスプリットEP)、2枚の2枚組アルバム(2010年のThrill Jockeyからの2枚組CDアルバム『o』と、2012年のCDとDVD-ROMの2枚組アルバム『OvalDNA』)に渡って電子音楽家と(ヴァーチャルな)「バンド・ミュージック」の境界線を曖昧にし、その後に、驚きの南米の新人アーティストとのコラボレーション・アルバム(2013年3月にフリー・ダウンロードでリリースされた『Calidostópia!』と、2013年10月にLPのみで発売された『VOA』)が続いた。

オヴァルの楽曲やリミックス、アルバム作品は、その独特で、オーガニックな魅力によって、全てのジャンルに対して、幾つかの重要な分岐点に、向かわせることとなった。オヴァルは、今日、現代の電子音楽における、多作で、影響力の大きい勢力の一人である。ここまでは順調ですね。ところで、『Popp』は・・・。

Album

『Popp』はコンセプト・アルバムとしてスタートした。しかし、あなた方が思っているような「ポップ」レコードや、所謂「マーカス・ポップ印」を意味しているアルバムでもありませんでした。最初、『Popp』は殆ど遊んでいるようなものでした。そしてそれは、初期のハイパーで緻密で、即興的なオヴァルのスタイルから、正確な配列によるオールドスクールなグリッチによるトリックやビートメーキング(?)に至るまで、音楽的な見解を変化させることであった。

「これらの新たな“クラブ・トラック”に取り組むことは、庶民風イタリア料理のクチナ・ポヴェラ(私の90年代の学生の予算のようなグリッチ・スタイル)やハイテクなフュージョンのような料理(2010年以降のスタイル)を作っていたのに、偶然にもバーベキューのセミナーに巡り会ってしまったビーガン(完全菜食主義者)のような感じである。」 – マーカス・ポップ

しかし、それは上手く行った。この遊びのようなものの全てが、たちまち深いダイヴとなった。結果として、『Popp』は音楽的な理想郷への、執拗で、陶酔したラブ・レターとなった。万華鏡のようで、ソウルフルで、楽観的で、壮大な。もしあなたが、例えば、非常に刺激的で、とりとめのないメロディー(「RE」や「ID」)を解明することを選んだとしても、ハウシーで情報過多な「AI」や「LO」よりもダンスを好んだとしても、『Popp』は単純に楽しんで聴くことができる。よりハイライトなものは、新たに取り入れた、複雑で“幻想的なヴォーカル”はオヴァルの音楽における新たな一つの本流となった。この上なく幸せで官能的な、言葉を超えた語り口の“ポスト・R&B”(「KU」や「LO」や「VE」)を織り込むことで。

ヴィンテージな(年代物の)オヴァルのグリッチ・スタイルの亡霊(「FU」や「MY」や「MO」)が、次第に消えていくようなストリングス、うっとりするようなベル、90年代のレイヴへの挑戦、角度のあるベースライン、ポリリズムのビート、と出会う。その雰囲気は、厳粛な「SA」やシネマティックな「CA」、もしくは、これらの制止できない、重層的なループスケープ(loopscapes)に陥る前の賛美歌のような「VE」にさえ、似させることが出来る。ことであった。今日(こんにち)における、アルバム『Popp』の構成単位は何になるでしょうか?オヴァルの最初の答えは、決して遊び回ることを止めないことや、あなたの音楽的な視点を変え続けること、であるだろう。

「複雑でめちゃくちゃ技術的な私の楽曲は、これまでも入手出来たかもしれませんが、私は常にそれらの楽曲が有機的に聴こえると確信しています。例えそれらの楽曲が、完全に想像の産物にすぎないと問題視されたとしても。」 – マーカス・ポップ

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