To Rococo Rot のメンバー Robert Lippok によるアンビエント名作『Open Close Open』が再発リリース!

To Rococo Rot のメンバー Robert Lippok によるアンビエント名作『Open Close Open』が再発リリース!今回のリイシューにあたり追加収録されたボーナストラック「+」が公開。「+」は『Open Close Open』のマスターDATに残っていたオリジナル・セッションを再構築した作品となっている。Open Close Open は2001年にドイツのレーベル Raster Noton よりリリースされ、今日最も影響力のある写真家の一人とも言われるティム・ウォーカーの短編映画「The Lost Explorer」のサウンドトラックとしても使用された、2000年代のミニマル・ミュージックを代表する作品の一つです。

EPの楽曲は1999年にベルリンを拠点に活動するアーティスト小金沢健人の三部作の映像作品 ON THE WAY TO THE PEAK OF NORMAL として構想されました。EPのタイトルとなっている Open Close Open は、様々なパッケージや家電製品、ステレオシステムやその他の取扱説明書など、毎日の行動原理の文脈の中にはっきりと見ることができる言葉です。それにもかかわらず、Open Close Open はまた、自分自身への空間と知覚のようなものを作ることにも関係しています。そしてそれ故に架空の記憶への開口部としても存在しているのです。

このリリースではアナログ・フィールド・レコーディング、デジタルの残骸や文化的な断片の数々が、音響空間に凝縮されています。小金沢の映像から抽出され たカラスの鳴き声やドアをバタンと閉めるノイズ、ミニディスクレコーダーとマーラーの交響曲のサンプルから製作されたループと魅力的な邂逅を果たしています。今回のLPでの再発に伴い、Calyx Mastering によるリマスタリングを施し、同セッションからボーナストラックとして「+」を追加収録、オリジナル・リリースを生かした2つのドットを施したクリアー・ヴァイナル仕様です。

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Robert Lippok : 過去25年間に渡り、ベルリンで最も影響力のあるアーティストの一人として活躍するミュージシャン。ステファン・シュナイダー(Kreidler)、そしてロナルドとロバートのリポック兄弟の3人で結成されたトゥ・ロココ・ロット(To Rococo Rot)は、実験的なミニマリズム・サウンドをベースにしながらも、躍動感溢れるサウンドを実現し、ポスト・ロックとエレクトロック・ミュージックの境界を見事に乗り越えた。 その後、ロバート・リポックは、ソロ活動のなかでRaster-Noton、Monika Enterpriseなどから作品をリリース。
彼のアプローチは、シンプリシティというスタイルに集約される。そのメロディラインと音の造形においては、限りなくミニマルに、限りなく純粋に整えられ、 そうして洗練された様々な曲のコンポーネントが具現化されるのである。独自のコンセプトにより叙事詩を作るように、彼のサウンドスケープは抽象的でありながらも、その一見ランダムな楽譜の進行はとても有機的で、彼の驚くほど刺激的な音の知識が凝縮されていることがわかる。

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■ Robert Lippok『Open Close Open』
タイトル:Open Close Open
アーティスト:Robert Lippok
発売日:2016年6月17日
CAT#: FRAUM05

tracklist:
A1. Open
A2. Close
B1. Open
B2. +

■ リリース詳細:
http://flau.jp/releases/raum05.html

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