関西インディー・ポップ・バンド LADY FLASH、待望の1stアルバム『恋するビルマーレイ』予告動画とメンバーによるアルバム解説が公開!

関西インディー・ポップ・バンド 、2月3日にリリースする待望の1stアルバム『恋するビルマーレイ』の予告動画とメンバーによるセルフライナーノーツが公開!

アルバム『恋するビルマーレイ』セルフライナーノーツ

このアルバムは「とらばーゆ』『across my eyes」以外の曲はセッションで作り上げました。以前に出したEP2枚より古い曲もあります。よって、メンバーチェンジが多いバンドなのでその時々のメンバーの影響が濃く出ます。各曲を簡単にレビューしてみました。

『恋するビルマーレイ』 : この曲はNew Orderの「Dreams Never End」をThe Drumsがカバーしているイメージです。録音途中、小泉さん(studio SIMPOエンジニア)のアイデアでアコギを入れることにより少しネオアコ感も出てとてもお気に入りです。歌詞についてですが、主人公は自分が映画「Lost in Translation」のビルマーレイだと思い込んでる妄想癖のあるストーカーなんですが、高橋源一郎の短編「ヨウコ」の主人公のように「そういうのはおかしい、ダメだ」とちゃんと理解してる感じで書きました。余談ですが、イアンが亡くなって次に出したアルバムの1曲目が「Dreams Never End」って泣けますね。

『とらばーゆ』 : 先行シングル。Beach Fossilsに就活中のやくしまるえつこが加入したような曲で売り込んだのですが、もっと詳しく言うと、New Orderの「Age Of Consent」をBeach Fossilsがカバーして、相対性理論の頃のやくしまるえつこが歌ってる感じです。特にベースラインはフッキーをめちゃくちゃ意識してます。元々自分のソロ用に作っていたのですが、メンバーチェンジした後に合わせてみたらすごくしっくりきて。歌詞は当時僕が就活中だったのでこのようになりました。

『Youth感』 : もろに最近のBorn Ruffiansに影響を受けてます。彼らのコーラスの面白くて楽しい感じがなかったらLADY FLASHがなかったくらいに。Cメロからの展開やメロは昔ボツった曲のサビを引用してます。そのメロディは確かWeezerとGuided By Voicesをたして作ったはず・・・。タイトルは朝まで飲んでた友達が「朝日を見ながら帰るのってyouth感ある」と言ってたのがぐっときたので引用させてもらいました。

『デスサファリ』 : Clap Your Hands Say Yeah「tidal wave~」とVampire Weekend「Cousins」をたした感じで作りました。もともとのアレンジはリフがシンセでテンポももっと早く、Los Campesinos!や僕らの代表曲「Mother2」っぽかったんですが、似たような曲になったので今のアレンジに落ち着きました。良くも悪くもこのアルバムで一番ストレートで主役感がある曲なんじゃないでしょうか。

『across my eyes』 : 「とらばーゆ」と同じでソロ用に作った曲です。The Ronettesみたいな60年代ガールズグループ、それプラス「C86」に収録されてそうなギター・ポップを意識して作ったところ、Post Modern Team.の岸田さんにメロディがPrimal Scream「All Fall Down」っぽいと指摘されて嬉しかったです。録音が良い意味でスカスカな部分があり、Pixiesのキムが歌う曲っぽさも出たと思います。

『シーラカンス』 : アルバムで一番古い曲です。Vampire Weekend「Campus」や「Cousins」に初期XTCをたした感じで作ったのですが、僕らがやると良い感じに脱力感のある仕上がりになりました。歌詞は友人が役者を目指していた頃があるとのことで書きました。

『boat club』 : 当時メンバーだったシンセ担当とバンドTennisやMagic Kidsにハマっていてできた曲。ストレートな曲展開を嫌ってあれこれ詰め込んだ結果、これまた脱力感のある曲になりました。しかし当時のバンドは今でも大好きです。今Magic Kidsとか活動してるのかな。

『ワギャンのランド』 : 最初リードのフレーズはシンセだったんですが、ギターに変更したところHaircut 100やOrange JuiceをNUMBER GIRLがカバーしてるような曲になりました。アルバムでギターロックって感じのはこれだけです。

『body and soul』 : スタジオでバックストリート・ボーイズが流れていて。それに合わせてギターを弾いていたところ、良いフレーズができたのでそれに合わせてセッション、DJ換気扇(前ドラマー)が録音していたそれを編集して曲構成が出来上がりました。曲のイメージとしては前半はducktailsのようなUSインディ~後半はQ AND NOT Uのような感じ。最後のベースフレーズがOrange Juice「tender object」のラストっぽくて好きです。

とらばーゆMV

関西を中心に活動するインディー・ポップ・バンド LADY FLASH による待望の1stアルバム『恋するビルマーレイ』のリリースが決定した。サイケ、パンク、オルタナと様々なジャンルが融合した沢山の捻くれたポップ・ミュージックを、ボーカルの nicoflash を中心に生み出し、多くのビッグイベントの出演も果たしている。これまでに『young young young』、『つよくてニューゲーム』と2枚のEPをリリースした。

2014年末に現在の編成に落ち着くと、2015年9月にはバンドの新境地とも言えるニューシングル「とらばーゆ」をリリース。話題を呼ぶ中、ついに彼らのキャリア史上初となるフル・アルバム『恋するビルマーレイ』がリリースされる。癖になる日本語フレーズとキャッチーでどこか捻ったサウンドは、最新のUSインディー・ポップ・ミュージックともリンクしており、気がつけば脳内でリピートされている、そんな風にリスナーの頭に深く残る愛すべき名盤となるだろう。

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